服部知美准教授が高柳研究奨励賞を受賞、さらに石田教授も電気学会より表彰(電気電子工学科)

電気電子工学科 服部知美准教授が、公益財団法人浜松電子工学奨励会より、平成30年度(第三十二回)高柳賞(主を受賞し、2018年12月16日(日)に贈呈式が行われました。

本賞は、電子式テレビジョンの研究を始められ、世界で最初にブラウン管に「イ」の字を表示することに成功した、高柳健次郎先生(静岡大学名誉博士)のご功績を記念したものです。電子科学に関する研究促進の一助として、この分野において顕著な業績を挙げた研究者に対し表彰・研究助成を行い、当該分野の向上発展に寄与するものです。服部先生は、「球環境問題を配慮した高効率・低振動モータの研究開発」について表彰を受けました( https://www.takayanagi-hama.jp/past/study/h30-3.html )。

先生は、産業・家電用の永久磁石同期モーターを駆動する際に発生する脈動を低減する研究をされています。この脈動は振動や騒音につながり、人への不快感も与えるもので、この低減は大きな課題となっています。しかし、これを抑制することが可能な新たな制御方法を開発し、振動振幅は10%以下まで抑制可能としました。一方として、モーターのコイルを改良することにより、より高効率なモーターの開発にも成功しています。全てのモータの効率を1%向上させれば、発電所が1基不要になると言われている中で、これら成果は、今後の電力確保の問題解決にも大きく寄与するものです。

このように、電気電子工学科は、なかなか皆さんの目には見えない部分を学習・研究していることも多いとは思います。ですが、あらゆる分野や製品でその技術は活用され、今後の持続可能な社会を実現するためには、なくてはならないことを学び、研究することができます。今回の服部先生のご研究も、電気自動車はもちろんのこと、昨今乗り物・移動体が多様化していく中で、今後のパーソナルモビリティを支えていく重要な技術です。

先生や学生たちは研究棟はもちろんのこと、本学のやらまいか創造工学センターの専用の実験室も活用して、実際の電気自動車やバイク、高度なモーター評価機器に囲まれながら、活発に活動されています。オープンキャンパスや大学見学会の際には、是非見学にお越しください。

一方、関連する技術開発として、昨年に同学科の石田隆弘先生が分担執筆された、「実用的インバータ駆動モータ絶縁評価法(技術報告第1407号)」も、一般社団法人電気学会において優秀技術活動賞 技術報告賞を受賞されています。モーター内部の絶縁体の性能が変われば、服部先生のご研究と同様に、その駆動効率は大きく向上します。

お二人の先生の技術が今後広く活用され、私たちや子供、孫の世代が使う様々な製品が、地球に優しい製品となっていることを期待します!