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研究内容

1. 強誘電体とは

 磁石は、片側にN極、反対側にS極が現れます。これに似て、この自然界には“電気的な磁石”とでも言うべき性質を持つ結晶が存在します。その物質を“強誘電体”と呼びます。強誘電性結晶は、一方の表面にプラスの電荷を、反対側の面にマイナスの電荷を湧き出させています。
 強誘電体のこの面白い性質は20世紀になってから発見されました。その後、強誘電性結晶の発見が相次ぎ、また、それらが示す様々な機能も明らかになってきました。まさに、“発育盛りの新素材”と言えるでしょう。
 日本は、戦後から現在にいたるまで、強誘電性の基礎研究と応用研究の両面で世界をリードしてきました。私たちも、強誘電性の解明を目指して研究を進めています。

2. 強誘電体の活躍

 強誘電体の特殊な性質は、様々な場面で活用されています。例えば、貴方のポケットに入っている携帯電話の中にも、強誘電体を使った様々な素子がたくさん使われているはずです。

 私たちが日常生活の中で使っている電気製品には、強誘電体を利用した電気素子がたくさん使われています。その代表はなんと言ってもセラミックコンデンサーでしょう。また、ピエゾ素子も強誘電体(圧電体)が活躍する大きな領域です。強誘電体は、電気をたくさん貯める機能のほか、電気信号を機械的信号に変換したり、熱を電気信号に変換したり、光の振動数を変えたりと様々な機能を持っています。

 いまや強誘電体は、無くてはならない機能性材料なのです。

3. 当研究室のテーマ

 当研究室では、主に強誘電体や強誘電体セラミックス、薄膜、微粒子の性質を研究しています。
 私たちは、見ているだけで結晶の美しさに魅せられます。さらに、結晶のことを知れば知るほどに、結晶がさまざまな機能を持つ働き者であることに驚かされます。
 研究の最終目標は、強誘電体の特殊な性質の根源を探ることです。

 結晶は、不思議が一杯つまった美しい宝庫です。宝庫の中を、一度のぞいてみませんか。

4. 研究クローズアップ

物質の不思議、超高圧の世界の不思議に挑戦

 現在、研究室では、目の前で3万気圧の超高圧を発生させることができます。これを8万気圧まで高める技術開発に挑戦しています。これが完成したら、超高圧の未知の世界がさらに大きく広がります。心躍る挑戦です。

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