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研究内容

有機合成化学は新素材や医薬品・農薬など様々な有用物質を提供することで、現代文明を支えてきた。しかしながら有毒な試薬を大量に用いたり、有害かつ危険な廃棄物を産出するなどの問題点を有するものが多い。そのため、有害物質を用いたり、排出したりしないような環境に優しい有機合成反応(グリーンケミストリー)の開発に対しては社会的要請も強く、重要な研究課題である。我々は環境に優しい有機合成反応を開発するため、毒性の少ない試薬の活用や、酸素酸化、過酸化水素酸化の研究を行っている。


有機化合物へのフッ素置換基の導入はその母化合物の物性に大きな変化をもたらし、生物活性が著しく変化する場合が多く、特異な生物活性を発現することがある。これらのようなフッ素原子のユニークな性質から、含フッ素有機化合物は医薬品開発や生物科学の分野で注目をあびており、医薬品として実用化されているものも多い。しかしながら含フッ素有機化合物の合成は必ずしも容易ではなく、特殊な反応装置が必要である場合が多いのが現状であり、一般の有機化学者が手軽に利用できる方法は限られていた。このような状況を打破するため、新しいフッ素化反応や含フッ素合成素子の開発研究を行っている。


環境に負担をかけずに合成し、医薬品開発につなげる。


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