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「防災・減災」技術を学ぶには、災害発生メカニズムへの理解と現場視点が必要不可欠です。これを学ぶ上で、鉄道や空港、港湾を完備し、東西を結ぶ交通の要所という最適な地理的条件が備わっている静岡県を舞台として、本学特有の実践的な学習をベースに、技術や方法論の創造に寄与できる知識と技術の育成を目指し、地域防災に取り組みます。
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従来の土木工学に、ICTなど最新の情報技術を活用させながら教育・研究を行い、その活用がなぜ重要なのかを理解していきます。そして、現場見学や自分で取得したデータに触れ解釈していくことで、新しい技術を考案、提案、実現できるようになるための力を養っていきます。
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自ら考えて行動し、フィールドワークを通して学ぶプロジェクト科目。「地球災害」「減災社会デザイン」「静岡防災まちづくり」の防災系3科目と、土木工学の先端技術を未来志向で学ぶ「インフラネットワーク」を1年次から3年次にかけて順次展開。これらの学びを通して科学的な思考力を養いながら、自らが学んだ知識・技術が、実際にどのように応用・活用されているのかをより深く理解していきます。
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土木工学科では、必修科目に公務員試験対策となる内容を盛り込みます。加えて、その対策にとって重要かつ近道となる実験時間も確保し、「現象の本質」を理解していきます。選択科目には研究者が用いる最先端解析ソフトウェアを取り入れるなど、必要な理論を学べるよう、棲み分けをした学びを展開。公務員、ゼネコン、研究職など、学生個々の希望進路に対応した教育を展開していきます。
学生同士や教員との対話をもたらす開放的なワンルーム階層の校舎の中で、研究分野の垣根を越えて交流や協働を促進する学び舎を建設。
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- 卒業とともに得られる主な資格/
測量士補 - 卒業後、実務経験で受験資格を
得られる
主な資格/
2級土木施工管理技士
- 卒業とともに得られる主な資格/
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- 建設会社の土木施工管理技士
- 鉄道会社、電力会社等の
エンジニア - 公務員(技術職)
- 大学院進学 などを目指します。
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- 設置学科/理工学部土木工学科
- 開設時期/2022年4月1日開設
- 開設場所/静岡県袋井市豊沢2200−2
- 入学定員/50名
建設材料工学分野
コンクリート、鉄鋼、高分子材料などの土木材料を対象に、材料特性を理解したうえで、材料選定、設計、製造・施工、維持管理(点検診断・補修補強など)を学修します。そして、材料開発や要素技術開発、システム構築を通じて、安心・安全で長期間共用できる社会基盤の整備に役立つことを目指します。
環境・計画学分野
都市環境を構成する、人や物の安全かつ円滑な移動を実現する交通計画、環境に配慮しながら人々の生活の質を高める都市・地域計画(スマートシティ)、社会基盤整備の計画から維持管理の効率化を図るインフラマネジメント。これらにICT(情報通信技術)や災害、環境の視点を加え、未来の都市や交通をデザインする手法を学修します。
地盤工学分野
「地盤を知ること」が建設事業や地盤防災における初歩となります。地域の地盤の成り立ちや性質、特徴を知ることで、土木構造物の設計や維持・管理への活用や自然災害とその対策に繋がります。そして、社会の安全をどのように守っているのか、未来の克服すべき課題は何かを学修していきます。
構造工学分野
土木工学分野で一般的な材料である、鋼やコンクリートなどを使用した構造物に生じる力や変形の評価・設計、カーボンなどの新材料を使用した新構造の開発、既存構造物の長寿命化のための補修や補強などを学修する分野です。さらに、構造物の変形や振動などをセンサーで捉えることで、老朽化状況や損傷の有無などを判断することも、この分野で取り組まれています。
水工学分野
私たちの生活に無くてはならない「水」。しかし、多すぎる雨は「水害」をもたらし、少なすぎる雨は「渇水」を引き起こします。「水工学」は,生活の必須ライフラインとして水を管理する「利水」と、津波や河川の氾濫として毎年のように襲来する激甚水害から私たちの暮らしを守る「治水」、更には私たちの日常的な生活に豊かな潤いを与えてくれる「環境」の3要素を、自然との共生理念のなかで構築することを学修します。