定数(リテラル)
- Java では,C/C++ における定数のことをリテラルと呼びます.また,後に述べるように,int 型は常に 4 バイトです.int 型に入らないような整数リテラルを書いた場合,自動的に long 型( 8 バイト)になります.さらに,Java には,C/C++ にはない論理型リテラルが存在します.論理型リテラルは true と false だけの値を持ちます.後に述べる boolean 型変数に代入できるのは,この2つの値だけです.
- Java の文字列は,int や double のような基本データ型ではなく,String クラスのインスタンスです.プログラム中に文字列リテラルを使用すると,その文字列を内容として持つ String オブジェクトが生成されます.
- クラスについては,第V部で詳細に説明しますが,ここで簡単な説明を行っておきます.クラスとはある「もの」に対し,その「もの」に共通する特徴等をもとにして,形式的な定義を与えたものです.もう少しプログラミング的な感覚でいえば,「もの」に共通するデータと,それらのデータを処理する方法を記述した手続きの集まりです.例えば,「車」というクラスを定義したとすれば,車の構造を記述するデータと車を動かしたりするのに必要な手続きからなっているはずです.また,クラスは「もの」に対する抽象的な定義ですが,オブジェクト(インスタンス)はクラスを具体化したものに相当します.例えば,「車」クラスの場合であれば,オブジェクトは,ある特定の人が所有する特定の車になります.
- したがって,String クラスには,データとして文字列そのものが定義されているだけでなく,文字列の操作方法(文字列内の文字の検索等)も定義されています.また,String クラスには,文字列をデータとして持つことだけが定義されていますが,String オブジェクトでは,文字列の具体的な内容が決まってきます.