システムエンジニアの基礎知識
- システムエンジニアは,様々なシステムの分析,設計,運用などに携わる技術者です.対象システムがコンピュータシステムである場合は勿論のこと,それ以外のシステムに対しても,分析や設計の際にコンピュータを使用する場合も多いため,コンピュータに関する知識は重要です.しかし,それ以上に重要なのが,対象とするシステム固有の知識は勿論のこと,一般的システムの分析,設計,運用方法等に関連する知識です.それが,ここで述べるシステムエンジニアの基礎知識です.
- ここでは,システムエンジニアの基礎知識の一部について概説します.数学的な知識がほとんどですが,できる限り数学的な厳密さを犠牲にし,その意味するところを理解し,それらを実際の場面で利用できることを目的としました.従って,結果の導出過程や定理の証明等はほとんど行っていません.なお,高校以前の数学に自信の無い方は基礎数学(高校数学)も参考にしてください.
- システム工学
- 1.システム工学とは
- 2.情報システム工学
- 3.システム工学の手順
- 数学的基礎
- 代数系と記号論理学
- 集合と写像
- 1.集合
- 1.1 集合の定義
- 1.2 集合の諸性質
- 2.関係
- 3.写像
- 代数系
- 1.代数系
- 2.代数系の種類
- 2.1 群
- 2.2 環
- 2.3 体
- 2.4 束
- ブール代数
- 1.ブール代数の性質
- 2.ブール関数
- 記号論理学
- 1.命題論理学
- 1.1 命題論理とブール代数
- 1.2 論理式の解釈
- 1.3 論理式の標準形
- 1.4 論理的帰結と推論
- A 否定式
- B 肯定式
- C 三段論法
- 2.述語論理学
- 2.1 述語論理
- 2.2 論理式の解釈
- 2.3 論理式の標準形
- 2.3.1 冠頭標準形
- 2.3.2 節形式
- 2.4 導出原理
- 線形代数
- 1.行列とベクトル
- 1.1 定義
- 1.2 いろいろな行列
- 1.3 ベクトル
- 2.行列式
- 2.1 偶順列と奇順列
- 2.2 行列式の定義
- 2.3 行列式の性質
- 2.4 行列式の展開
- 3.行列の階数
- 4.行列の演算
- 5.逆行列
- 5.1 定義
- 5.2 逆行列の求め方
- 6.固有値と固有ベクトル
- 7.二次形式
- 微分積分
- 1.微分法
- 1.1 関数の極限
- 1.2 導関数
- 1.3 導関数の応用
- 1.4 偏微分
- 2.積分法
- 2.1 不定積分
- 2.2 定積分
- 確率と統計
- 1.順列・組合せ
- 1.1 順列・組合せ
- 1.2 二項定理
- 2.確率
- 2.1 事象
- 2.2 確率の定義
- 3.確率変数
- 3.1 確率変数
- 3.2 平均と分散
- 3.3 確率分布
- 3.3.1 離散型分布
- 3.3.2 連続型分布
- 4.統計
- 4.1 統計的推定
- 4.1.1 標本と母集団
- 4.1.2 中心極限定理
- 4.1.3 区間推定法
- 4.2 統計的検定
- 4.2.1 仮説検定
- 4.2.2 平均値の検定
- 数値計算
- 1.連立 1 次方程式と逆行列
- 1.1 ガウス−ジョルダンの消去法
- 2.非線形方程式
- 2.1 二分法
- 2.2 Newton 法
- 2.3 セカント法
- 3.代数方程式と行列の固有値・固有ベクトル
- 3.1 ベアストウ法
- 3.2 行列の固有値(フレーム法+ベアストウ法)
- 3.3 実対称行列の固有値・固有ベクトル(ヤコビ法)
- 3.4 最大固有値と固有ベクトル(べき乗法)
- 4.数値微分
- 5.数値積分
- 5.1 台形則
- 5.2 シンプソン則
- 6.常微分方程式
- 6.1 ルンゲ・クッタ法
- 7.補間法
- 7.1 ラグランジュ補間法
- 7.2 スプライン補間法
- 7.3 ベジエ曲線
- システムの最適化
- はじめに
- 1.線形計画法(LP : Linear Programming)
- 1.1 図による解法
- 1.2 単体法(シンプレックス法)
- 1.3 単体表の使用
- 2.非線形計画法(NP : Nonlinear Programming)
- 2.1 非線形計画法の一般形
- 2.2 基本アルゴリズム
- 2.3 1 次元探索手法
- 2.3.1 黄金分割法
- 2.3.2 2 次多項式近似による方法
- 2.4 最急降下法(steepest descent method)
- 2.5 共役勾配法(conjugate gradient method)
- 2.6 Newton 法
- 2.7 準 Newton 法
- 2.8 シンプレックス法
- 3.組合せ最適化
- 3.1 分枝限定法
- 3.1.1 分枝操作と限定操作
- 3.1.2 アルゴリズム
- 3.1.3 分枝限定法の適用例
- 3.2 近似解法
- 3.3 人工知能的手法
- 3.3.1 状態空間による問題の表現
- 3.3.2 探索方法
- 4.遺伝的アルゴリズム
- 4.1 基本的用語
- 4.2 アルゴリズム
- 4.3 スキーマ定理
- 4.4 GAの適用例
- 4.4.1 「1」の数
- 4.4.2 関数の最大値
- 4.4.3 巡回セールスマン問題
- 5.動的計画法
- 5.1 最適性の原理
- 5.2 動的計画法の適用例(資源配分問題)
- システムのモデルとシミュレーション
- 1.システムのモデル
- 2.微分方程式モデル
- 2.1 物理システムの微分方程式による記述
- 2.2 微分方程式の解析解
- 2.2.1 解析解の求め方
- 2.2.2 特性方程式の解とシステムの挙動
- 2.3 シミュレーション(微分方程式の数値解)
- 2.4 具体例
- 3.待ち行列モデル
- 3.1 待ち行列
- 3.1.1 確率過程
- 3.1.2 待ち行列システム
- 3.1.3 待ち行列システムの解析
- 3.2 乱数とモンテカルロ法
- 3.2.1 乱数の生成
- 3.2.2 種々の分布に従う乱数
- 3.3 待ち行列問題のシミュレーション
- 在庫管理
- 1.在庫管理問題に関係する要因
- 2.在庫管理問題
- 3.確定需要,従属的
- 3.1 基本モデル
- 3.2 ロットサイズ決定問題
- 4.不確定需要,独立的
- 5.不確定需要,従属的
- スケジューリング
- 1.繰り返し型スケジューリング
- 2.プロジェクトスケジューリング(PERT/CPM)
- 2.1 プロジェクトスケジューリング
- 2.2 PERTネットワーク
- 予測
- 1.平均による予測
- 2.最小 2 乗法による予測
- 意志決定とゲームの理論
- 1.確率的(既知)
- 2.確率的(未知)
- 3.ゲームの理論
- 3.1 純粋戦略
- 3.2 混合戦略
- システムの信頼性
- 1.信頼性
- 2.信頼性とシステムの構造
- 多変量解析
- 1.多変量解析とは
- 2.重回帰分析
- 3.正準相関分析
- 4.主成分分析
- 5.因子分析
- 6.判別分析
- 7.クラスター分析
- 7.1 類似度と距離
- 7.2 クラスター構成方法
- 8.多変量解析と数量化
- ニューラルネットワーク
- 1.基本構造
- 2.パーセプトロン
- 3.競合学習
- 4.バックプロパゲーション
- ファジイ
- 1.ファジイ集合
- 2.ファジィ集合の性質
- 3.ファジイ推論
- 4.ファジイ推論と内挿
- 制御システム
- 1.制御とは
- 2.制御システムのモデル
- 2.1 伝達関数モデル
- 2.1.1 ラプラス変換
- 2.1.2 伝達関数とブロック線図
- 2.2 状態方程式モデル
- 2.2.1 状態方程式
- 2.2.2 可観測性と可制御性
- 3.制御システムの特性
- 3.1 システムに要求される特性
- 3.2 システムの過渡応答
- 3.2.1 ラプラス変換と微分方程式の解
- 3.2.2 過渡応答とシステムの特性
- 3.2.3 安定判別
- 3.2.4 状態方程式の解
- 3.3 システムの周波数応答
- 3.3.1 周波数応答
- 3.3.2 ボード線図
- 3.3.3 周波数応答とシステムの特性
- 4.制御システムにおける基本要素
- 4.1 比例要素
- 4.2 積分要素
- 4.3 微分要素
- 4.4 一次遅れ要素
- 4.5 二次遅れ要素
- 4.6 むだ時間要素
- 4.7 PID 制御