開学30周年記念事業
学生ホール屋外空間
開学以来設置している学生ホールは、常時閉められたカーテンや規則的に配置された家具などによって、閉鎖的でごく限られた学生に使用されるような状況となっておりました。
そこで、2019年度、学生ホールの元々の立地の良さを活かし、学生だけではなく大学で働く教職員や来学されるお客様も訪れることができる場所しようという基本構想に基づき、新たにカフェテリアを新設するとともに、内装デザインをリニューアルいたしました。内装は、3つの幾何学的な中心を基に、照明、床、天井を円弧状に配置されながら重なり合うデザインに一新されて、多くの学生が利用する空間に生まれ変わりました。
また、学生ホール西側においては、学生ホール屋内から覗ける広い緑地帯があり、本学敷地の象徴ともなる「緑豊かなキャンパス」を創出しています。
2020年度、この緑地帯が学生ホールと一体となった憩いの場となるよう、新たな学生アメニティとして、屋外で友人と集えるような大屋根及びテラス・ベンチを設置しました。
大屋根は、円形のデザインとし直径11m、周囲の建物群と緑地との調和を図るよう4寸勾配の斜め屋根としています。計画した屋外ベンチの座席数は、81席です。
大屋根及びテラス・ベンチの設置により、雨天時においてもBBQを楽しめるほか、カフェテリアで購入した軽食やコーヒーを片手に、友人とリラックスした一時を楽しめることができます。
大屋根及びテラス・ベンチのデザインについては、学生ホール内装改修と同じプロジェクトメンバーにて実施することで一体としたデザインを提供した。
監修(基本構想・設計監修) | 総務課(深澤直人、佐藤博紀) 建築学科(田井幹夫、脇坂圭一) |
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設計・監理 | 403architecture [dajiba] |
施工・管理 | 石川建設株式会社 |