材料科学専攻 Materials Science

地域社会や産業界における材料科学の関連する課題を俯瞰的に認識し、多様化・複雑化する社会をより善くする手段を創造できる科学者・技術者を養成

科学・技術の進歩は、新素材の開発と素材の精密な評価ならびに各種装置への素材の利用による性能向上に支えられています。本専攻は、環境科学、材料科学、生命科学、食品科学等の分野とその隣接領域の知識を修得し、無機・有機、バイオ・フードマテリアル等における機能性分析技術および新素材開発技術について先端的な学術内容を修得します。要求される技術だけでなく洞察力と応用力を養う教育・研究指導を行います。

研究施設

先端機器分析センター

30台近くの高性能分析・測定装置を有し、教員の研究及びプロジェクト研究、学生実験、卒業研究、大学院生の研究など年間1,500件を超える研究・教育活動に利用されています。 機器を専任の技術教職員が管理し、施設として共通化することにより、学生が自由に使用できる環境を可能にしています。 また、企業にも開放しており、本学と企業との連携の場にもなっています。

やらまいか創造工学センター

未来の移動体開発や情報伝達・エネルギー分野までも研究する施設「やらまいか創造工学センター」や、学内の研究や学外との共同研究の支援を目的とし、高機能、高精度な機械加工・測定を可能にする「工作センター」など、5つの工学系施設の集合体。 専任の技術職員による技術支援体制が整っており、学内の研究活動を支えています。

材料科学専攻メンバーの声 Student Voice

高分子フィルムに機能を付加する研究
工藤遥子 さん
本学には高分子系の研究には欠かせない測定機材が充実している上、順番待ちのストレスも無く自由に使えますので、理想的な研究環境だと感じています。

将来の活躍

  • 化学関連
  • 食料品関連
  • 精密機械関連
  • 電気・電子機器関連
  • 大学院博士課程

主な就職先

A S T I 株式会社/ウシオケミックス株式会社/ N S Kワーナー株式会社/クオリテックファーマ株式会社/学校法人静岡理工科大学星陵高等学校/スズキ株式会社/ 浙江省能源集団有限公司/ 株式会社タウンズ/ 株式会社デイシス/テイボー株式会社/日弘ビックス株式会社/一般財団法人日本食品検査/日本電産株式会社/本多金属工業株式会社/ミネベアミツミ株式会社/株式会社ユニバンス/ローム浜松株式会社/株式会社ワールドインテック ほか


最近の修士論文のテーマ

  • ThMn12型磁性材料の高温安定性
  • 次亜塩素酸ナトリウム五水和物を活用した炭素-炭素結合切断反応の開発
  • シクロプロピルメタノール類ならびにシクロプロピルカルバルデヒド類の環開裂フッ素化反応およびその関連反応
  • 次亜塩素酸ナトリウム五水和物を活用した有機合成反応
  • 次亜塩素酸ナトリウム五水和物を用いる含フッ素アルコール類の酸化反応
  • 畑土壌でのN-アセチルグルコサミニダーゼの機能の解明
  • キチン添加畑土壌でのLysobacter属細菌の増加とその要因の解析
  • 微生物熱量計を用いた食品中の生菌数推定
  • 乾燥野菜加工時における一般生菌の動態解析