2019.07.10

2019年7月5日 台湾の機械工学学会に参加しました。

7月5日、掛川市のつま恋リゾートで開催された、台湾の機械工学学会の国際会議ICMAEE2019に参加しました。台湾国際機械学会、静岡理工科大学、袋井国際交流協会、中国博士協会による共催です。野口学長が議長を務められました。共同議長は国立台南大学の林教授、静岡理工科大学の十朱教授が務められました。

ICMAEEは、International Conference on Mechatronic, Automobile, and Environmental Engineering の頭文字です。機械・電子工学、自動車、環境工学に関する国際学会という意味になります。ここに環境工学が含まれていることから、建築学科も招待されました。建築学科からは私(佐藤)と石川先生、鍋島先生が参加しました。石川・鍋島両先生の研究分野は環境工学・建築設備ですから、学会の趣旨にそのまま適合します。私は「建築のデザインと自然環境」という視点で発表を行いました。

野口学長(議長)より開会の式辞

林大偉教授(台湾国際機械学会理事長、本会議共同議長)よりご挨拶

大岡昌博・名古屋大学教授によるキーノート・スピーチ

大岡先生は、名古屋大学大学院の教授であられますが、2009年まで本学にて助教授を務められました。人間の五感は視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚ですが、このなかで触覚によるデバイスのコントロールに関するお話をされました。ゲシュタルト心理学なども応用しながら、どのようにして手の感触をそれらしく見せ掛けるかというような議論であったかと思います。大岡先生はそれをillusionと呼んでいました。

建築学科からは私と石川先生、鍋島先生がオーラルセッションに参加

私の発表内容は別のページで記載することにします。石川先生は静岡県の公立小学校のエアコン設置についての発表、鍋島先生はデシカント(除湿)空調に関する発表でした。機械工学科の野内先生、十朱先生の研究発表もありました。

ポスターセッション会場にて、野口学長と王氏

ポスターセッションの風景、右端は王氏(現、静岡大学博士課程、本学修士卒業生)

オーラルセッションは2つの小会議室で行われましたが、ロビーではポスターセッションが行われました。後藤先生、藤原先生、感本先生がポスターセッションに参加しました。

7月6日 朝食会のようす

翌、7月6日の朝、朝食会の風景です。十朱先生と私は国際交流委員として参加しました。私の前に座っていらっしゃるのは本学の姉妹校であるSt. John’s Universityのアイ学長(President Her-Chang Ay)です。十朱先生の前にいらっしゃるのが本会議共同議長を務められた林教授です。来年はおそらく台湾で会議を開くので、理工科大学の先生はメンバーであるから、是非参加して欲しいと要請を受けました。また、中正大学の先生からは本学とMOU締結(姉妹校の協定)を目指して交流を深めてゆきたいとの言葉も頂きました。9月1日~6日の日程で1年生を中心とした本学学生10名が中国紹興の浙江越秀外国語学院にてPBL研修に参加します。そこには建築学科の1年生3名が含まれます。また、台湾のSt. John’s Universityから10名の学生が参加する予定です。