ものづくり教育 - 創造・発見でのジオラマ・電子工作の作成 総合情報学部 コンピュータシステム学科 國持良行

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平成24年度から始まった,1年生後期必修科目「創造・発見」では,1年生全員が小グループに分かれ,グループごとに決まったテーマを学習します.上級学年における専門科目への動機付け,コミュニケーション力・企画力・計画力の向上,主体的・積極的な取組み姿勢の養成,などを目標としています.今年度,私が担当するテーマ「電子工作とプログラミング」は,鉄道模型のジオラマを作り,そこへ電子工作品を組込んでいくというものです.

「電子工作とプログラミング」テーマでは,鉄道模型のジオラマを作り,そこに電子工作で作製した回路を設置することにしました.電子回路の基礎,素子の機能,工具の使い方に慣れることも目標にしました.昨年度も同様なジオラマを作ったので,今回が2号ということになります. 市販線路レイアウトをもとに,ジオラマのデザインをコンペティション形式で企画してもらいました(写真1).

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写真1

一番すぐれた企画書に沿って,900mm×900mmのベースボード2枚を組合せて,そこに山,丘,湖,川などの基本地形を工作しました.その後,線路を敷設し,道路,建物,草木などの人工物を設置し,仕上げました(写真2).最後にパワーパックを設置して試運転をしました.

写真2

 パワーパックは,アナログ制御で電車を駆動するのに必要な装置です.今回は,トランス,MOS FET,ダイオードブリッジなどの電子部品を組み立てて自作しました.電子回路や素子の働きを体験するよい機会となりました.マイコンの学習なども行いましたが,今回は時間の都合で応用しませんでした.

  作業通して友達と話し合い,コミュニケーションをとることもできました.学科の垣根を超えて親睦を深められたようです.「とても感激している」「またこのような授業を受けてみたい」などの感想もあり,概ね好評でした.