【人間情報デザイン学科 R.G.マクナブ】 どうやって英語を身に着けるか/生き抜くための適応能力を身に着けるためには何をしたらよいか


 このブログでは、以下の2点について書いてみたいと思います。
 (1)どうやって英語を身に着けるか
 (2)生き抜くための適応能力を身に着けるためには何をしたらよいか

 皆さんの参考になればと思います。英語版は、最後に掲載してあります

英語を身に着けるための、正しい学び方

 私自身、大学の英語教員として教鞭をとったり、学習教材を作っていることもあり、繰り返し同じ質問をされるのです・・・「どうしたら英語ができるようになりますか?」
 まず初めに「英語を身に着けられない方法」をお答えすると・・・TOEICやTOEFLのために勉強することは、就職活動中の人や北米の大学院に進学を希望する大学4年生でもない限り最良の方法とは言えないのです。
 実際、TOEICのための勉強は、「英語を身に着ける」目的においては、最悪な方法の一つかもしれません。そこから学べることはそれほど多くなく、就職に多少役立つという程度かもしれません。・・・残念ながら。
 もし、あなたの目標が英語を「身に着ける」ことなら、英検や日本英語検定(IELTS)の勉強をしたほうが良いでしょう。しかし、どんな試験であれ、試験のために勉強するのは一時的になりがちです。まずは責任感を持って学ぶことが大切です。責任感を持たなければどんな目標を持っても、成功の度合いは低くなってしまうのです。

 英語を身に着けるのに最も良い方法は、いくらかお金をためて、ワーキングホリデービザを利用し、香港、オランダ、ノルウェー、スウェーデン(そう!これらの国は英語を話す国なのですよ)、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどの国に行ってしまうことです。そこで友人をつくり世界が広がれば、日本に帰国してからTOEICのための勉強なんてする必要がなくなります。たとえば1カ月間海外に行くだけでも、何もしないよりよほど良いのです。
 もし、日本を離れられないとしても、できることはたくさんあります。・・・英語の歌を数多く歌う、字幕付きの映画をたくさん観て、お気に入りのシーンをメモする、外国人に話しかけてみる(でも決して”Do you like sushi?”なんてbrain-deadな質問はしないように!)、ESSに参加する、英語の文章を毎日読む、インターネットで文法クイズに数多く挑戦する、等々。
(SIST: Open iLearn website: https://ilearn.sist.ac.jp/open)

適応能力をつけるために

 毎日を、ただ何となく過ごしてはいませんか?自分の人生を計画的に考えていますか?リスクに対して心の準備はできていますか?もしこのブログを読んでいるあなたが70歳なら、今以上に適応能力を鍛えたり、より強靭な精神を養ったりするためにするべきことはそんなに多くないでしょう。しかし、もしあなたが50代半ばかそれ以下で、特に学生ならば、このまま読み進めてほしいのです。

 「適応能力」という力が、現代社会において必要不可欠な能力だというのはどの国においても明白です。

 こんなことを書くとオヤジだと思われるかもしれませんが、毎日何時間もゲームをするなんて、害としか言えません。身につくものは何もない。雑誌や新聞のポピュラー・サイエンスの記事が何と言おうとゲームは自己改善になんの役にもたたないのです。頭を使って戦略的に考えるゲームなら、まあ良いでしょう。でもコントローラーで倒せてしまう3Dのゾンビなんか実際に襲ってこないし、俳優にでもならないかぎり、実生活においてRPGが役に立つことはありません。

適 応力に話を戻すと、私は最近、ナシム・タレブ(Nassim Taleb)の著書に感銘を受けたので、少し紹介したいと思います。タレブは有能なデリバティブ・トレーダーでした。彼は、今でも副業でトレーダーをしながら執筆にいそしみ、物事に造詣の深い人物です。ニューヨーク在住です。(彼の経歴は、ぜひグーグルで検索してください)。彼は、2008年~2009年の世界経済に波紋を広げたサブプライムショックのようなアメリカ経済危機において、その都度警鐘を鳴らしてきました。全くレアな財政破たんに懸念を抱きながら、タレブは裕福でした。(もともと裕福だったのですが)そして彼は、惨事を予知していただけではなく(予知するのは誰でもできることですが、)それに賭けをしたのです。自分の提唱することに自信があったので、思い切って多額の金をつぎ込んだのです。庶民には、そのような危機的状況が訪れるなんて知る由もなかったし、多くの人の人生をめちゃくちゃにしてしまうような事態だったからこそ、タレブは私たちに、より強く生きる方法を示したかったのだと思います。

 タレブは自書のなかで、リスクについて実に思慮深く記しています。彼の著書の一つ、Fooled by RandomnessとThe Black Swanは世界中で数千万人に読まれ、多くの言語に翻訳されています。日本語にも翻訳されています。
 めったに起こらないけれど壊滅的被害をもたらす事象を”Black Swan”というのですが、この言葉はタレブの著書のおかげで世の中に定着しました。他者よりもより深くリスクを理解することで、タレブはその知識を”antifragile”になるために有益に使おうとしています。   ”Antifragile”とは、ストレス因子の中から何か有益なものを引き出すことを意味する言葉です。(例えば、財政問題に乗じて裕福になったりすること等を指します)タレブは、私たちがどのように適応能力を身に着けて”antifragile”になれるかということを多くの例を挙げて説明しています。彼の著書は、横柄な論調の時もあるのですが、その論理的で説得力のあるアイディアは批判するところがありません。

 タレブは、母なる自然はantifragileであることが自明だといいます。地球上の生きとし生けるものは、絶えず変化しており、ストレスに強くならなければ死んでしまうのです。進化とは、antifragileになるために生物が歩んできた歴史だともいえるのです。私たち人間は、驚くほどantifragileになりました。例えば、私たちは胃をほとんど切除してしまっても、肺や腎臓や目が片方しかなくても、あるいは一部の脳だけでも生きていくことができます。耳が聞こえづらかったり歯や指が欠けていたり骨折したり、その他の障害や健康に多少問題があっとしても同様に生きていくことができるのです。人間の身体は、サバイバルな状況に対応できるよう、とてもうまくできているのです。人間の体はantifragileなのです!ものすごい適応能力を備えているのです!
Go ahead Jackie Chan, break another bone. It’s no problem!

 このような驚くべき肉体的特質があるにも関わらず、いや、逆にその特質のせいか、私たちは、しばしば極度のリスクに対して気づかぬふりをしてしまいます。肉体的にはとてもうまくできている私たちですが、頭ではお粗末な決断(選択)をしてしまう時があります。それはまるで進化に逆行するようでもあり、進化の強度をわざと試しているようでもあります。
 人間の行動というのは、もしかしたら私たちの身体にもともと備わっている力(内臓の働きなど)に比べて幼いのかもしれません。
 たとえば、建物の中ならば必要以上に飲酒したり喫煙したりすることが完全に許されている。毎年、殺人事件が何千件も発生しているような場所でも、銃を持つことが許されている。コカコーラも良く飲むでしょう?
 カナダの個人負債額は大きく、もはや政府が、個人負債を抱える人をある種の中毒者のように扱うまでになっています。それが個人負債でなく、国債だというだけで、日本でもカナダと同じような問題が起こっています。私たちの抱える負債は最大にしてもろく、ギリシャやスペインよりも深刻なのです。そして個人の貯金は減っています。私たちは、貧しくなろうとしているのでしょうか?
 日本の人口は減少していますが、これは10年以上も前から言われ続けていることなのに、未だに対策が練られていません。果糖による肥満は世界中で問題となっているのに、甘いものが食べたくてたまらない。前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグのような聡明な人々が子供たちに対してソフトドリンクの販売を規制しようとしましたが、非難されました。メガバンクが納税者をまるで人質にしていることを容認している(リーマンショック)。

 これまで述べてきたように、私たちは素晴らしい進化を遂げてきたにもかかわらず、リスクマネジメントにおいては信じられないくらいに愚かなのです。これは、特に政治についていえることでもあります。できる限りリスキーなやり方は避けるべきです。肉体と同様に考え方もantifragileになる必要があるのです。

 多くの想定外の災害が私たちの生活に衝撃を与えるということが分かった以上、「いかに対処するべきか?悲しい事態になるのを食い止めるのにやっておくべきことはあるだろうか?」といくことを論理的に考えるべきなのです。
 冒頭の英語の身に着け方を例にすると、英語ができることは確実にその人自身をantifragileにしてくれるでしょう。もし、あなたが腕利きのエンジニア(あるいはほかの専門職)で、しかも英語も流暢なら、どこででも仕事ができるのです。日本銀行の介入で1ドル=130円にまで急落したら(ありえそうなシナリオでしょう?)、例えばオーストラリアで仕事ができるかもしれない。
 準備はできていますか?ネットのゲームばかりして時間を無駄にしていませんか?財政問題に対するこれまでの政府のおざなりな対応をみていると、資産を分散しておくくらいには賢くなければなりません。例えば、カナダドル、アメリカドル、ポンドなどの外貨預金をするのも良いでしょう。どんな危機が訪れたとしてもそれに立ち向かえるだけの貯えが必要です。これは持ち家のある裕福な人から安全な国に住む子供たちまで、誰にでも言えることなのです。

 東日本大震災で福島が大災害に見舞われたにも関わらず、私たちはまだ同様の災害に対してまったく準備不足です。福島の事故の後、パニックになった人たちがペットボトルの水を買いに走り、事故後48時間以内にすべての水が店頭から姿を消した光景を覚えていますか?非常時持ち出しセットを用意しておくのは、ロバスト性(プログラムがエラーに強いこと)のほんの一例ですが、それで十分かどうかはわかりません。ほんの数日間の備えだとしても、みなさん非常時セットは準備してあるでしょう?Michael Pritchardの発明したどんな状況でもきれいな水ができる不思議なウォーターフィルターを持っておくことが、この場合のantifragilityでしょう。(http://www.ted.com/talks/michael_pritchard_invents_a_water_filter このリンクには、日本語の字幕と、日本語の翻訳がついています。)

 東日本大震災や阪神大震災は、これからも地震は日本各地を襲うだろうという教訓になっています。これから起こりうる大地震を想定する時、新宿の高層マンションに住んでいる若者がいたとすると、コストパフォーマンスが悪いことを抜きにしても、それはなんとはかない選択をしたのだろうと思ってしまいます。反対にお茶畑が広がるような片田舎や、住宅が密集していない関東平野に住んだりするのもロバスト性の一例です。
 Pritchardのウォーターフィルターと発電機をもって。モンタナ州やアルバータ州の南部、サスカチュワン州、シンガポール、ドバイ、アブダビなどの地震のない国や地域に移住する決断をするのがantifragilityということなのかもしれません。興味深いことに、今あげた国や地域すべてで英語が話されています。(半分冗談ですが、英語もantifragileな言語なのかもしれません)おそらく、日本なら北海道に住むのが一番antifragileなのではないでしょうか。

 極値的統計学のエキスパートとして、タレブは日常生活においてantifragile な極限を探求することに興味を抱いています。彼は極限の情報を発信していますが、それは徐々に世間に浸透し始めています。その中に私たちの健康に有益なものがあるのでいくつか紹介したいと思います。

  • ・腰の痛みを軽減するには、クッション性のある靴より、クッション性の薄いものを履くこと。そうすることで足(と脳)に感覚が伝わりやすく、その感覚を受け入れやすくなる。今までに味わったことのないような感覚に対してリアクションを返すのは、人間の歩行の進化にも似ているし、怪我の軽減にもつながる。・・・それなら、私も自分の靴を売らなきゃいけないな。誰か26.5cmのアディダスのスニーカーを欲しい人はいませんか?
  • ・酸素消費量を増やしたいなら、瞬発力をあげる運動をするのが良い。(例えば、浜松のアクトシティや袋井の法多山の階段をかけあがったり。もちろん買ったばかりの靴底の薄いランニングシューズでね)バカげたランニングマシンで10キロジョギングするのよりよほど有益です。あれは、ネズミがケージの中で一生懸命回し車に乗って走っているのを想像しちゃいますよね。おかしなことに、青空の下で気持ちよく走らずに、お金を払ってスポーツジムのランニングマシンで走る人たちがいます。まあそれは置いておいて、スプリントが最も有効な走り方らしいですよ。
  • ・筋肉をつけたいなら、継続的に自分の体に負荷を与え続けること。例えば20キロの重さのものを持ち上げられるなら、次は筋肉痛がするまで30キロに挑戦するといい。それをできる限り何回も繰り返す。また、骨を丈夫にするためにも自然な方法で持ち上げること。そうすることで、30キロ以上のものを持ち上げられる筋力が自然とついてくる。これぞまさしくantifragile. そしてウェイトを1か月ごとに徐々に重くしていく。これはウェイトリフティングの世界では常識。
  • ・単発で集中的に体に負荷をかける(ストレス因子から利益を得る)エクササイズは、効率的に体を鍛えられるだけでなく、気分をポジティブにするホルモンを作り出してくれる。その利点については今更説明しなくても皆さんご存知だろう。しかし、そのホルモンが知能の発達にも役立つことはあまり知られていない。ちょっとしたエクササイズでポジティブになれ、スリムになり、頭が良くなるなんて一石三鳥だ。このようなエクササイズを長期間することで、次世代に遺伝子的優位なものを受け渡せることも分かっている。

 次に、食習慣についてです。タレブは食べることが好きですが、私たちが一般的に想像するような方法では食べないのです。
 その昔、多くの生物がそうだったように、人類も食物を得るのに大変な労力を費やしていました。その時々で食べるものが異なったのです。食べたいものが食べられない時もありました。100年ほど前には、朝食を食べる前にまず働くというのが当たり前でした。最近は食の飽和状態が問題となっています。事実、ほとんどのアメリカ人は肥満で、糖尿病の人もたくさんいます。カナダ人も肥満・糖尿病の人が増えているし、ドイツ人も中国人も肥満傾向になりつつあります。糖尿病は、アメリカやメキシコをはじめ、もはや世界規模の病気です。糖尿病は、ホルモンの異常で起こることがわかっています。何を、どのくらい食べるかとも関係しています。正しい知識があればこの傾向を食い止めることができるのです。

 極度のエクササイズが予想もしなかった利点をもたらしてくれるように、ある時いきなり自分の食を厳しく制限してみると、人間の身体はタフになります。時折、自分を欠乏に追い込むことは良いことです。ある食品を除いてランダムに食べるのです。ランダムに、というのがポイントです。例えば毎週水曜日から金曜日まで米を食べない生活をしたとしましょう。すると身体はそれを「理解してくれる」ようになります。しかしもし、様々な制限がランダムに行われたとするともっと身体はたくましくなります。
 この場合、食べ物の制限は、ストレス因子になるわけですが、これまでみてきたようにストレス因子にあたればあたるほど身体は強くなるのです。ですから、数日間菜食主義のような生活をした後、美味しいステーキを食べれば、それは身体に良いのです。炭水化物ダイエットを数日行った後に米を食べる。いつも同じものを食べていると、味覚は鈍ってしまいます。しかし、3、4日米を食べないでいると、その美味しさに感激します。この幸せはホルモンの刺激になります。(例えば、19時に夕食を取って次の日の昼まで何も食べないのも良いのです)
 もし、あなたがこの食事方法を実践したいなら、やる前に十分リサーチをしてください。そして、しかるべき管理のもとで行ってください。Art De Vany教授のブログにもこの食事方法について紹介されているのでぜひ読んでみてください。

 肥満を防ぐことに加えて、この、ある意味極限の食事方法はその利点が科学的研究の中でもよく記されている、とタレブは言っています。例えば Longo and Fontana (2010)と Fontana, Partridge and Longo (2010) 研究では適度な空腹状態を保つことでより健康にしかも長生きできるとされています。このトピックについては多くの研究がなされていますが、これは一般的なブログなので、細胞やアミノ酸、プロテインについては、自分で調べてみてください。

 さて、最後まで読んでくれてありがとうございました。少しでも楽しんでくれたならうれしいです。
Antifragile の一歩は責任感からはじまるのです。その覚悟がありますか?
では、やってみましょう!

— The English version as follows —-

In this blog entry, I will deal with two topics: (1) How to learn English and (2) How to become more adaptable. I hope they serve as food for thought.

 

There is a right way to learn English

Because I teach English and make materials for teaching English, it is an occupational hazard that people ask me the same question again and again: “What is the best way to learn English?” First, I can answer how not to study English. Studying for the TOEIC or TOEFL is definitely not the best way unless you are a 4th year student who wants to improve your possibilities of finding a job or wanting to go to graduate school in the USA or Canada. Indeed, studying for the TOEIC is one of the worst ways to try to “learn” English. Likely, you will learn almost nothing, but it might help you a little bit to find a job. It would be better to study for the EIKEN or IELTS tests if learning English is your goal. Studying for any test, though, is a poor way for most people to learn. The best way to learn English of course depends on your own personal learning style profile. If you don’t already know, you can easily find out what type of a learner you are. Next, you have to have a sense of commitment. If you do not have any sense of commitment, then the same as for any other pursuit, your degree of success will be muted.

The best way to learn English is to save up several million yen, then get a working holiday visa for a year or half-year and go to Hong Kong, the Netherlands, Norway, Sweden (yes, they use English there!), the UK, Canada, Australia or New Zealand. You’ll make some friends, expand your horizons, and won’t need to study for the TOEIC when you return! Even a month abroad is better than nothing. Even if you can’t leave Japan, there is still a lot you can do: sing lots of English songs, watch lots of movies with subtitles and make notes about your favorite parts, talk to foreigners (but please don’t ask them brain-dead questions like “Do you like sushi?”), join an ESS group, and read every day. Do lots of online grammar quizzes such as at SIST’s Open iLearn website (https://ilearn.sist.ac.jp/open).

 

Increasing adaptability

Do you only live from day to day or perhaps just from month to month, or do you think about your future systematically?

How’s your risk preparedness? If you are around 70 years old, then it’s likely there is not a great deal that you can do to become a lot more adaptable or robust, but if you are in your mid 50s or younger, and especially if you are a student, please continue reading.

It’s evident that adaptability is an essential, desirable quality for (modern) life. Indeed it is a fundamental principle of the universe. Sorry to sound like some old guy, but playing games for several hours every day is much, much closer to being harmful than helpful. Playing games repeatedly does nothing for you in terms of self improvement or preparing you for the world, no matter what some pop science articles may claim to the contrary. With no fear of being wrong, I can pretty much guarantee you that we will not be invaded by 3-D zombies who will need to be destroyed with handheld remote control devices, nor is there very much real-life application for RPG games unless you plan to become an actor. Moving forward regarding our topic of adaptability, I have read several interesting books by Nassim Taleb and I would like to share some of his ideas with you. Taleb was a very successful derivatives trader and is still a part-time trader and a full-time writer-thinker in New York. He is smart and well-educated (feel free to Google his academic credentials) and on several occasions has correctly warned about serious American economic events such as the sub-prime housing loan crisis of 2008-2009 that have had global repercussions. He has become very rich (he was already rich, though) by anticipating these extreme, rare, catastrophic financial breakdowns. In other words, he didn’t just predict these disasters (which anyone can do), he bet on them. He has credibility because he dared to put a lot of his own money where his mouth is. Because average people cannot see these events coming and because they do ruin some people’s lives, Taleb wants to show us ways to be stronger.

Taleb writes very thoughtfully about risk and is an acknowledged expert in risk events. His books, Fooled by Randomness and The Black Swan have been read by tens of millions of people worldwide and have been translated into many languages. You can read these books in Japanese. “Black Swan,” a rare, unpredictable event, has become a household word due to his book. By understanding risk better than most people, he tries to put this knowledge to good use to become “antifragile,” a situation where we actually benefit from stressors (such as getting rich by understanding financial troubles). Taleb offers numerous examples about how all of us can become more adaptable or “antifragile.” Although the tone of his books can sometimes be arrogant, there is little to criticize about the rigor of his ideas — which follow.

Taleb reminds us that Mother Nature is antifragility writ large. All things on Earth live to change, to grow stronger in the face of stressors, or die out. Evolution is the exquisite living history of the process of becoming antifragile. Like other creatures, we humans are surprisingly antifragile due to numerous built-in evolutionary redundancies. For example, we can live without most of our stomach, with only part of our liver, with just one lung, with one kidney, with one eye, with part of our brain, with bad hearing, missing teeth and missing fingers, having broken bones, and having various disabilities and some health conditions. The human body is superbly well-equipped for survival. It’s as if it is a challenge: Hey, this body is antifragile! It’s adaptable! Go ahead Jackie Chan, break another bone, it’s no problem! In spite of or maybe because of our amazing physical attributes, we often ignore extreme risks. Although we are physically very well-engineered, we often make poor choices. It as if we’re giving evolution the finger or deliberately testing our evolutionary strength. Or maybe human behavior simply has not caught up to the sophistication of the body. Some of us regularly drink too much and smoking is still totally okay in various buildings. Even in places where there are thousands of murders every year, the right to own guns is permitted. We drink Coke – enough said! In Canada, many people’s personal debt is so high that the government has begun to warn them (as if they are addicts – and they are). We have the same problem in Japan except it is with national debt. We have also been warned. Our debt is the largest and the most fragile on the planet, even worse than Greece, Spain and Italy. And personal savings are decreasing, not increasing. Are we trying to become poorer? Japan’s population is decreasing (around 250,000 per year) and although we have known about this for over a decade, still nothing is being done about it. We have a global obesity epidemic due to bad sugar (fructose) and yet we crave more of it. When intelligent people such as former mayor of New York, Michael Bloomberg, sensibly try to regulate the sale of giant soft drinks (to kids), they are attacked. We allow megabanks to hold taxpayers as hostages (Lehman Shock). As this long list has clearly demonstrated, in spite of our antifragile DNA, we are idiots when it comes to managing risks. This is especially true for politicians. We need to eschew risky behaviour as much as possible. Our behaviours need to be as antifragile as our body.

So, armed with the knowledge that it is almost guaranteed that one or more unforeseen disasters will impact on our lives, of course the logical questions become: “What can we do about them?” “What steps can we take in advance to mitigate very unpleasant consequences?” Using the previous example about learning English, you being able to use English very well could certainly make you antifragile. If you are very good at engineering (or another in-demand skill) and can use English very well, then you can work wherever you want. If the yen suddenly drops to ¥130 to the USD because of the Bank of Japan’s tapering (it is not an unimaginable scenario), you could go work in Australia, for example. So, are you preparing yourself or are you wasting time playing games? Also, thinking about the government’s history of poorly managing the country’s finances, we would all be wise to have substantial savings set aside (even in several currencies such as CAD, USD and UK pound) to be able to weather any storm. It’s not by accident that wealthy people have a home or children living in a stable foreign country.

In spite of the Fukushima disaster, we are still woefully underprepared for a similar disaster. Do you remember that after Fukushima all bottled water disappeared within 48 hours because many people panicked about water quality? Having a disaster readiness kit is a small example of robustness, but there is no way that it is sufficient. With it, you can only survive for a few days. But I’m sure you have one, right? Antifragility would be owning Michael’s Pritchard’s amazing water filter invention that can produce clean water in any situation (http://www.ted.com/talks/michael_pritchard_invents_a_water_filter Japanese subtitles and transcript, too).

Fukushima and Kobe are modern reminders that huge earthquakes will continue to decimate parts of Japan. Given all of the predictions about another massive earthquake, if a young person lives in a high-rise in the middle of Shinjuku that’s a fragile choice, not to mention poor cost performance. However, living in a semi-rural location, such as in a house in the middle of a tea field or in a reasonably uncrowded part of Kanto are examples of robustness. Antifragility would be making the decision to move to a disaster-free place such as Montana, southern Alberta or Saskatchewan, Singapore, Dubai or Abu Dhabi with Pritchard’s water filter and an electric generator. Interestingly, in all of these places, English is spoken (I’m half-joking, but is English also antifragile?). Perhaps living in Hokkaido would be the closest to antifragile living in Japan.
As an expert in statistical extremes, naturally Taleb is drawn towards investigating the antifragile extremes in life. He passes on some information about extremes that is gradually becoming general public knowledge. Some useful examples follow that are beneficial to our health.

  • ・To do more to avoid the risk of damaging your lower back, you should wear thin shoes, not cushioned ones, so that your feet (and brain) will be able to feel the different surfaces and naturally adapt. Being able to react better to uneven surfaces is much closer to how we have been evolutionarily engineered to walk and results in fewer injuries. I guess I will have to sell my super-comfy Adidas. Anyone need a rather nice pair of size 26.5 sneakers?
  • ・To build your aerobic capacity it is better to do as many very intense sprints as possible (ideally running up the outside steps at Act City or at Hattasan — of course in your new, thin running shoes) than to jog 10 km or actually pay money to use one of those ridiculous running machines that makes me feel like a mouse running in a cage.
  • ・To become strong(er) we should do our best to regularly and repeatedly overstress our body. Only as an example, if you can lift 20 kg fairly easily, then try to lift 30 kg until you feel some aching. Then repeat the process as many times as you can. Also, try to lift in a natural way in order to strengthen your skeleton. The body will automatically build enough muscle to lift more than 30 kg. — antifragility in action. Gradually increase the weight month by month. This method is no secret to weightlifters. We know now that relatively short, extreme exercise that really overstresses the body (benefitting from stressors), not only strengthens us more efficiently, it also causes the production (release) of more positive-mood-inducing hormones that make us feel better. Just about everyone knows about this latter benefit already. However, unless you’re a neuroscientist, you’re probably unaware that these hormones also improve our brain power (according to recent research). All of this is great news because it means we can exercise just a little, but regularly, and not feel guilty about it. Plus, the possibility of becoming a bit sharper just by exercising seems like a nice reward. We can also understand that doing such regular exercise for a long time will translate into genetic advantages for future generations.

 

I will conclude with a few examples about eating practices. Taleb loves food, but at the same time he does not eat in what we would call a normal way. In the past and in the distant past, just like all other creatures, humans had to work hard for food. They ate different foods at different times. Sometimes they could not eat what they hoped to eat. In fact, not so long ago (100 years +/-) it was normal for most people around the world to work first before returning home to eat a solid breakfast. Current research is showing more and more that the lack of food deprivation is in fact a bad thing. And the evidence is everywhere: Most Americans are fat and some are diabetic, Canadians are fat and diabetes cases are growing, Germans are fat, Chinese are becoming fat, etc. Diabetes is a global epidemic, particularly so in the USA and Mexico. There are clear hormonal reasons for this terrible situation that are due to the foods we eat, how often we eat them, and how often we eat each day. Fortunately we can reverse this trend if we have the right knowledge.

In the same way that extreme exercise brings unexpected benefits, it is true that when we suddenly and strongly restrict what and when we eat, the body gets tougher. Episodic deprivation is good for us. Episodic deprivation also means that we eat more randomly, leaving out some foods. This randomness is a key point. If you deprive your body of rice every Wednesday to Friday, the body will begin to “understand” and adapt, but if various deprivations are quite randomized, the results will be more robust. Deprivation is a stressor and we already know that the body deals with stressors by becoming stronger than it was before. So from time to time, if you become a vegan for a few days and then enjoy a delicious steak, it’s beneficial. You can cut out carbohydrates from your diet for a few days and then eat rice. Perhaps you have noticed that when you eat the same foods most of the time, your taste receptors become dulled. This is because you have gotten used to the same tastes. But if you haven’t eaten rice for two weeks, it will taste heavenly when you eat it again. This is your body remembering. In fact, the mild euphoria you’ll feel is actual hormonal stimulation. Intermittent eating (for example, dinner at 7 and then nothing until 12 noon the next day) is also helpful. If you are thinking of doing this, however, please do some basic research first. You have to do it in a controlled way. For easy to understand information on this type of eating, you can read Professor Art De Vany’s blog. In addition to preventing yourself from becoming fat, these somewhat extreme approaches to eating offer other benefits that are well-described in scientific research, which Taleb cites. For example, Longo and Fontana (2010) and Fontana, Partridge and Longo (2010) suggest that a certain amount of hunger will help you to live healthier (such as little or no risk of getting Type-2 diabetes) and for longer. There is emerging evidence that we stay sharper, too. There is much more research on this topic, but as this is a general blog, and not a study about cells, amino acids and proteins, you’ll have to read about this on your own.

Thank you for reading this far. I hope I have educated and entertained. The first step on the road to antifragility begins with commitment. Do you have what it takes? Go for it!

 

References
Fontana L, Partridge L, Longo VD. (2010). Extending healthy life span – from yeast to humans. Science 328:321–326.

Longo VD, Fontana L. (2010). Calorie restriction and cancer prevention: metabolic and molecular mechanisms. Trends Pharmacol Sci. 2010;31(2):89-98.

Wei M, Fabrizio P, Madia F, Hu J, Ge H, Li LM, Longo VD. (2008). Life Span Extension by Calorie Restriction Depends on Rim15 and Transcription Factors Downstream of Ras/PKA,
Tor, and Sch9. PLoS Genet 5(5):e100467.

See also: Lee C and VD Longo (2011). Fasting vs dietary restriction in cellular protection and cancer treatment: from model organisms to patients. Oncogene (2011) 1–12.