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「鳥人間コンテスト2018」への挑戦〜Sky Traveler〜

2018.09.07
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7月28日(土)、滋賀県彦根市の琵琶湖東岸で開催された「第41回鳥人間コンテスト2018」。
静岡理工科大学の学生サークル「SKY  Traveler(スカイトラベラー)」は【滑空機部門】に出場した。
 
台風接近に伴う天候不良のため、大会は一部スケジュールを繰り上げての実施となった。
多くのチームが苦戦を強いられるなか、スカイトラベラーも悔し涙をこぼした。
結果は「計測不能」。

プラットフォームからの離陸(テイクオフ)の瞬間、パイロットの第一歩が雨で濡れたステージをしっかりと捉えることができず、スリップし、体勢を崩した。機体は傾き、助走路内で右翼が防護柵に接触。正常な飛び出しができず、そのまま落下する形となったのだ。

「悔しい」の一言では語れない気持ちが、部長兼パイロットの三浦康彰さん(機械工学科3年)をはじめとする部員に広がった。
「ステージが濡れていなければ・・・」「もっと落ち着いて最初の一歩を踏み出していれば・・・」様々な言葉がメンバーの頭の中を駆け巡る。
 
※大会当日の様子
 
 
振り返れば、今年度のスカイトラベラーの機体は「無尾翼機型」。
無尾翼での大会出場は、滑空機部門ではわずか2チームと少数派。
「より鳥に近い形状で、見た目も美しく印象に残るシンプルな機体を目指した」という今年の機体は、まさに挑戦だった。

※シンプルな機体を目指した、今年度の無尾翼機
 

無尾翼機は通常の飛行機とは異なり水平尾翼が無い。そのため、縦方向(ピッチング)の安定性維持(操縦)が難しくなる。対策として、前年度より機体重量を15%軽量化し、後退角を増した機体とした。その過程には、いろいろな困難があった。
 
主翼の先端に向かって翼の迎角を下げる「ねじり下げ」は、機体の不安定さを補うための一つの技法。「後退角」を付けることで空気力学的なバランスを向上させることができる。しかし桁の強度計算は難しく、引張、圧縮、剪断、曲げ、ネジレなど慎重な検討が要求されるのだ。
機体の骨となる「桁」の耐荷重テスト(桁試験)を特に繰り返し行うことになった。

※2018年度の機体設計図。理論上の計算を基に、制作を行った
 

本番直前の滑空試験では、自分たちが製作した機体が浮き上がる瞬間に誰もが確かな手応えを感じた。
 
それだけに、今回の成績には「悔しい」。

※本番直前の飛行試験の様子
 

「とにかく今は前を向くだけです。次年度もほぼ同じメンバーで挑戦ができます。反省点の共有も容易です。だから来年こそは、納得のいく飛行記録を残します」と三浦さんは力強く話す。
また、1年生メンバーも鳥人間コンテストの雰囲気を肌で感じ、“空を飛ぶ”イメージをつかむことができたようだ。今年の「悔しさ」は、今後の機体制作に大いに生かされていくことであろう。
 
部員全員が思いを共有するチームの絆は強い。
大空を目指すスカイトラベラーの挑戦は続いていく。

※次年度に向かって挑戦は続いていく。
 
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