図書館|蔵書点検を実施しました

図書館

図書館では、3年に一度「蔵書点検」(いわゆる棚卸し)を実施しています。
点検期間中の約10日間ほどが休館となりますが、休館の間にどのようなことがおこなわれているかご紹介します。

蔵書点検では、ハンディターミナル(バーコードリーダー)を使って、点検対象となる図書館の資料 約13万冊の読み込みを行うことで、大学の資産である図書館資料が紛失していないか(=在庫状況)と、
分類の順に正しく並んでいるかどうか(=排架位置)を確認します。

図書館内のエリアごとに、資料のバーコードを1冊1冊読み取っていきます。
この地道で根気のいる作業を、暑さと埃と闘いながら、スタッフ全員と学生アルバイトで協力しておこなっています。

読み取りが終わったら、バーコードのデータを図書館システムの所蔵データと照合して、
点検されていない資料を抽出します。
小さいサイズの本や薄い本は、ほかの本に挟まってしまったり、書架の後ろに落ちたりしていて、
読み込み漏れしてしまうことがあります。
そのため、未点検の資料はスタッフが図書館内をくまなく捜して見つけていきます。

また、読み込んだバーコードのデータをもとに、資料が正しい所在に排架されているかどうか、
正しい分類番号順になっているかどうかを確認し、あるべき場所にない資料は
正しい場所へ排架しなおします。

学生から「この本が見つからない」と問い合わせを受けて、一緒に探しても見つからなかった本が、
思わぬ場所から発見されたりすることもあります。

日頃から職員は書架の整理をしていますが、開館中は日々資料が出し入れされているため、取り出した本を戻す場所を間違えてしまったりして「あるべき場所にない」ということがおこってしまいます。
図書館を閉館し、資料の動きがない状態にして点検をおこなうことは、利用される方が必要な資料を探せるようにするために必要なことなのです。

来週からは、きれいに整頓された書架で利用者のみなさんをお迎えしますので、図書館をぜひまたご利用ください。