事業内容
放射線計測モニタリング
袋井地域における「セシウム汚染モニタリング」・安全評価方法の開発
- 袋井市の代表的な農水産物および土壌のセシウム汚染検査・長期間追跡調査を実施します。ただし、個別の食品汚染検査はすでに多くの民間企業等で受託業務として依頼可能であるので、原則的に行わない。市内数カ所の代表的な農産物(例えば、メロン、お茶、米など)とその土壌検査を継続的長期間に亘って実施します。
- アグリニクス研究会では次のテーマを実施します。
・農水産物の安全性評価方法の開発:放射性セシウムの計測
・セシウム低減肥料の開発 - 事業実施に当たっては、アグリニクス研究会と先端機器分析センター等の関係機関が連携して行います。測定の実施に当たっては、袋井市産学官連携協議会委員の意見も反映します。
人材育成・啓蒙活動
- 技術者・理科教員対象の「機器分析講座」
「ゲルマニウム検出器」を利用し、放射線の基礎および極微量環境放射線計測の知識と経験を有する教員・技術者・技師を育てます。風評に惑わされることなく「正しく怖がることができる」人材育成を目指します。 - 事業推進組織の担当者「研修」
袋井市職員、商工会議所・商工会職員、地域企業の技術者等への教育訓練(取扱研修等)を実施し、測定に携わることのできる人材を育成します。 - 市民講座
一般市民・農業従事者対象の市民講座「正しく怖がる放射線」を企画・実施します。 - 小・中学校教員研修講座
袋井市、袋井市教育委員会と連携し、袋井市内の小・中学校の理科教員に対する研修・実習「正しく怖がることができる~放射線の正しい知識と確かな理解~」を実施します。 - 大学における「放射線教育」の充実
本学学生に対する教育の充実により放射線基礎及び極微量環境放射線計測の知識、経験を有する人材の輩出を進めます。大学院生向けの「PBL実習」、理工学部物質生命科学科3年生向けの「環境放射線計測実験」などを企画・実施します。 - その他
企業からの放射線計測装置に関する相談を受け付け、技術指導を行います。