公開講座

令和5年度 第2回公開講座「フィールドワークに宿る美学」

本講座は終了いたしました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

袋井市出身で現在は京都大学野生動物研究センターの教授を務める松田一希氏を外部講師に迎え、本学物質生命科学科の鎌田昂准教授と共に、フィールドワークを通じた研究で出会える世界を2部構成で講演します。「霊長類」と「天然物化学」の研究者による、東南アジアのボルネオ島などを舞台とした魅惑的な世界をどうぞお楽しみください。

日  時 令和 6 年 3 月 2 日(土) 13:20~15:35(受付13:00~)
会  場 静岡理工科大学 教育棟 300講義室
開催方式 対面開催
参 加 費 無料
定  員 200 名 ※先着順
主  催 静岡理工科大学
後  援 袋井市/袋井市教育委員会/袋井商工会議所/浜松商工会議所/公益財団法人浜松地域イノベーション推進機構/静岡新聞社・静岡放送/中日新聞東海本社/静岡理工科大学産学コラボネット

プログラム

13:00~ 受付
13:20~ 開会挨拶
13:25~ 講演1(60分)
14:25~ 休憩
14:35~ 講演2(60分)
15:35  閉会

講演

【講演1】
「ボルネオ島ってどんなとこ?多民族国家マレーシアでの研究生活」

〈講師〉静岡理工科大学 理工学部 物質生命科学科 准教授 鎌田 昂
私は2010年に4年間勤めた会社を辞め、マレーシア・ボルネオ島に赴きました。専門の天然物化学、特に「モノ取り研究」を行う上で、ボルネオ島の生物資源は宝の山に思えたからです。コタキナバルでの約6年間に及ぶ研究生活は非常に有意義なものでした。一方、文化と環境が異なる国で生活をすることには言語・食事以外にも多くの障害がありました。当日の講演では、遠いようで実は近い国マレーシアに関して、研究活動の一端を紹介いたします。

【講演2】
「テングザルを追ってジャングルへ」

〈講師〉京都大学 野生動物研究センター 教授 松田 一希 氏
熱帯の森を歩いたことがない人にとってジャングルは、暑くてジメジメして、蚊、ダニ、ヒルの猛攻撃に加えて、猛獣がうろつく恐ろしい場所を想像するかもしれません。しかし熱帯林は、世界中の生物の50~80%が生息する、生物多様性のホットスポットです。一年中、森のどこかで植物は果物を実らせ、そして若葉が芽吹く。動植物の息づく多様な森に魅了され、私は毎年のように東南アジアのボルネオ島の熱帯林に通い、天狗のような鼻を持つテングザルを主に研究しています。300種以上の霊長類の中で、こんなへんてこな進化をとげたサルは他にはいません。

誰もが思う「なぜあんな鼻を・・・・」の謎。

その謎解きに夢中なのです。当日の講演では、テングザルとともに森を歩く野外調査の魅力を紹介します。

シャトルバスのご案内

当日は「愛野駅南口」「大学」間の無料のシャトルバスを運行いたします。
〈行き〉13:00 愛野駅南口発 〈帰り〉15:50 大学発

お申込みについて

本講座のお申込み受付は終了いたしました。

お問合せ

〒437-8555 袋井市豊沢2200-2
静岡理工科大学 事務局社会連携課
[ TEL ] 0538-45-0108 [ FAX ] 0538-45-0110 [ e-mail ] shakai@sist.ac.jp