建設・防災マネジメント研究室

松本 美紀 准教授

社会資本整備へのニーズを把握し、地域課題を解決するための最適解を見つける

少子高齢化問題や防災・減災、気候変動対策などの国土や社会の動向を踏まえ、社会資本整備事業として地域課題に応じた「まちづくり」が重要とされています。人口減少による都市構造の変化をデータから予測したり、災害の経験や事例検証を踏まえた防災対策や復興計画をたてたり、既存の事例やデータに加え、地域特性を踏まえた将来予測の条件設定や社会調査データを分析することで、地域にとって最適な「まちづくり」手法を検討します。

公共事業の適正かつ効率的な執行のために、公共事業の評価基準を考えます

社会資本整備の役割やその効果を適切に判断し、社会の動向に応じた公共事業の設計・施行、維持管理までをマネジメントすることが重要です。事業のコストは適正か、事業による社会経済的効果はどれくらいなのか、国民生活の豊かさは、安全・安心の担保はどの程度のものなのか、脱炭素化に向けたCO2削減効果、事業実施に係るリスクや経済効果、社会的訴求効果など、あらゆるデータを収集し、それらの評価の基準化に関する研究を行います。