建設・防災マネジメント研究室

松本 美紀 准教授

社会資本整備へのニーズを把握し、地域課題を解決するための最適解を見つける

少子高齢化問題や防災・減災、気候変動対策などの国土や社会の動向を踏まえ、社会資本整備事業として地域課題に応じた「まちづくり」が重要とされています。人口減少による都市構造の変化をデータから予測したり、災害の経験や事例検証を踏まえた防災対策や復興計画をたてたり、既存の事例やデータに加え、地域特性を踏まえた将来予測の条件設定や社会調査データを分析することで、地域にとって最適な「まちづくり」手法を検討します。

公共事業の適正かつ効率的な執行のために、公共事業の評価基準を考えます

社会資本整備の役割やその効果を適切に判断し、社会の動向に応じた公共事業の設計・施行、維持管理までをマネジメントすることが重要です。事業のコストは適正か、事業による社会経済的効果はどれくらいなのか、国民生活の豊かさは、安全・安心の担保はどの程度のものなのか、脱炭素化に向けたCO2削減効果、事業実施に係るリスクや経済効果、社会的訴求効果など、あらゆるデータを収集し、それらの評価の基準化に関する研究を行います。

略歴

2008年 愛媛大学大学院理工学研究科生産環境工学専攻博士後期課程修了
2008年 国土交通省国土技術政策総合研究所 任期付研究官
2010年 愛媛大学防災情報研究センター 准教授(寄付研究部門)
2012年 東邦大学付属東邦中・高等学校 教諭
2014年 独立行政法人日本学生支援機構東京日本語教育センター 教諭
2015年 宇都宮大学 助教(地域連携教育研究センター)
2016年 宇都宮大学 助教(地域デザイン科学部)
2018年 (一社)地球温暖化防止全国ネット 調査研究職員
2022年 現職