モビリティデザイン研究室

鈴木 一史 准教授

新たな道路インフラの導入展開に向けた利用者評価と周辺交通流への影響評価

新たな道路インフラの導入に際しては,道路利用者にとっての安全性や快適性だけでなく,導入に伴う周辺交通流の円滑性への影響も適切に評価する必要があります.バーチャルリアリティ(VR)やドライビングシミュレータ(DS)を活用し,様々な設計条件下での道路施設を疑似体験してもらうことで,安全性・快適性の観点から利用者にとって望ましい道路インフラの設計条件を検討するとともに,交通シミュレーションにより周辺交通流への円滑性を評価することで,導入が望ましい道路交通条件を明らかにします.

VR実験による二段階横断施設の利用者評価

各種センサーから得られるデータを活用した利用者の交通行動分析

自動車や自転車等に装着されたセンサーから得られる位置座標や加速度などのデータを活用し,潜在的な事故危険箇所を特定したり,交通安全対策に活用したりする研究に取り組んでいます.また,交差点を撮影したビデオ映像を画像処理することで危険な交錯事象を抽出したり,交通安全対策の効果の事前事後評価に活用したりする研究にも取り組んでいます.

各種センサーから得られるデータに基づく交通行動分析

略歴

2008年 名古屋大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻博士後期課程単位取得退学
2008年 名古屋大学大学院工学研究科社会基盤工学専攻 研究員
2010年 国土交通省国土技術政策総合研究所 研究官
2015年 群馬工業高等専門学校環境都市工学科 助教
2017年 群馬工業高等専門学校環境都市工学科 講師
2019年 群馬工業高等専門学校環境都市工学科 准教授
2023年 現職