エア・モビリティ研究室

佐藤彰 教授

「無人ヘリコプタを進化させ,エア・モビリティの実現を目指す」

「無人ヘリコプタを進化させ,エア・モビリティの実現を目指す」 日本の産業用無人ヘリコプタは,産業用途では世界で一番普及している無人ヘリコプタです.主に,農薬散布用途に用いられていますが,自動飛行をおこなうこともでき,目に見えない遠方での火山観測や測量に用いられています.その機体の搭載できる荷物の重量は40kg近くにもなっています.一方、今世界各国で「エア・モビリティ」の研究が盛んに行われています.「エア・モビリティ」は,「空飛ぶ車」とも言われていますが,「短中距離を自動で飛行し,安全かつ安価にモノや人を移動させることができる機体」と定義されています.したがって,「エア・モビリティ」に一番近い飛行体が「無人ヘリコプタ」なのです. 本研究室では,無人ヘリコプタの開発をおこなっている企業との共同研究をおこなうことにより,大型化・自動化・電動化をめざした「次世代無人ヘリコプタ」の研究をおこないます. そして,その先にある「エア・モビリティ」実現を目指します.

ヤマハ発動機型「無人ヘリコプタ」

略歴

1982年 京都大学工学部航空工学科卒業
1982年 ヤマハ発動機(株)に入社
ジェットエンジン研究
産業用無人ヘリコプタの開発に従事
2016年 京都大学大学院工学研究科機械理工学専攻
博士後期課程研究指導認定退学
2018年 日本航空宇宙学会論文賞受賞
2018年 京都大学博士(工学)
2018年 現職