ストレス反応制御研究室紹介

「生体ストレスのメカニズム解明を目指し、病気の予防に繋げる」

生体内では、還元糖・アルデヒドなどの還元性物質が蛋白質と非酵素的に反応する『糖化反応』を介して『蛋白糖化最終産物(advanced glycation end products: AGEs)』が産生します。AGEsは速やかに体内から分解・除去されますが、老化や様々な生活習慣が分解酵素を減少させると、AGEsが蓄積し蛋白質の機能不全や炎症誘導などを介し様々な疾病の原因になります。当研究室では糖化反応が生体に与えるストレスである『糖化ストレス』を防ぐ方法を明らかにすることを目的とし、植物素材の探索やAGEsが細胞に与える影響についての解析を行っています。

略歴

2002 東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻 博士課程修了(博士(工学))
2002 株式会社島津製作所
2003 中外製薬株式会社
2006 東京大学大学院 特任助教(工学系研究科)
2007 南カリフォルニア大学 研究員 (工学部)
2010 エモリー大学 研究員 (医学部)
2013 同志社大学 特任助教 (生命医科学部)
2015 同志社大学 チェア・プロフェッサー准教授 (生命医科学部)
2020 現職