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長谷川賞

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Name:
木下翼
Tsubasa Kinoshita

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木下翼

門前町の再生は原始的な方法で構成される。遥か昔、住むために木を刈り、住むために土地を作ったように…。 地形と同じ形をした屋根に、生活や作業やその他行為に合わせたスケールが作用し形を変える。必要であれば光を取り入れる穴が開き、天井が高くなる。そして、この町に新たな要素として「写真」を取り込むことによって他には見られない要素が誕生する。スタジオのために大きな壁や天井が出現し、屋根の起伏が激しくなったり大きな壁が被写体の背景になったりする。屋外では景色が良いところの屋根が開く。 これらで構成された「屋根=新たな地形」はこの時点の構成要素を保存し、その時間・時空に位置した建築となる。この建築が過去と今を繋ぎ、法多山の活性化に繋がることを願っている。

教員講評

法多山の門前町の活性化するにおいて、計画地周囲が山や自然に囲まれた美しい場所であり、ホールや宿泊など高さも異なる大きなボリュームのプログラムを実現するため、参道以外を大きな屋根という「第二の地盤」で覆うことで破壊することなく新たな風景を生み出すことを意図している。立体的な地盤が出来、その上下を建築で繋ぐことで、日常時の居場所づくりとお祭り時の混雑の双方において課題を解決している。(長谷川)