輸送機器分野
日本の産業を支える未来の「自動車」開発を学ぶ
ハイブリッド自動車、電気自動車、燃料電池自動車、自動運転車など、新しいタイプの自動車が開発されています。本コースでは、これらの開発分野で主導的な役割を担う技術者の育成を目指して、カリキュラムを設定しています。本コースの特徴として、3年次に「自動車工学」の講義で、機械工学の基礎科目の内容を応用して、自動車の構造や運動性能の理論などを学習します。この講義では、自動車関連企業から第一線の研究者および技術者を講師として招き、最新の自動車技術について学ぶことが出来ます。また、「自動車工学創造演習」、「内燃機関の性能試験」の講義では、自動車やエンジンに直接触れながら、それらの構造、性能および制御方法について学ぶことが出来ます。
大学での学び
数学、物理を応用して自動車やエンジンの構造、性能の理論および設計手法を学び、将来の自動車開発に必要な知識と技術を習得します。
学びのキーワード
- 自動車
- オートバイ
- 鉄道車両
- 船舶
- 内燃機関
- モータ
自動車工学コースの授業の様子
自動車の設計開発力を養う
3年次に電気自動車の製作をおこないます。限られた予算と規定の中で車両コンセプトを決める企画力、強度計算や3DCADによる車体の設計力、製作スキル及びチームワークを養います。さらに、完成車両の走行性能を評価し、PDCA(Plan、Do、Check、Act)サイクルにて改善方策を検討します。これらにより、実際の自動車開発現場で必要となる能力を身につけます。
自動車工学コースの段階的な学び
段階1 | 自動車系科目を学ぶための基礎科目である機械工学の四力学(材料、流体、熱、機械)、機械製図及び 3D CADなどを習得します。 |
段階2 | 自動車系科目である自動車工学及び原動機工学の講義を通して、自動車の構造や運動性能の理論、エンジンの動力性能や熱効率の理論などを学び、自動車エンジニアとしての基礎固めをします。 |
段階3 | 実際に自動車やエンジンに触れながら、自動車についてさらに深く学習し、理論と実践の両方の知識、経験を併せ持つ自動車研究・開発力の基礎を養います。 |
卒業研究 |