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理工学部

研究内容


〇シングレットフィッション

シングレットフィッション(SF)は、光生成した一重項励起子(S)から2つの三重項励起子(T)を作り出す反応で、太陽電池の性能を飛躍的に向上できると期待されています。SFの制御に向けて、中間状態(TT対)の動力学の解明を目指した研究を行っています。


研究成果(一部)
・ J. Chem. Phys. 2025, 162, 12, 124710.
・ J. Phys. Chem. Lett. 2023, 14, 16, 3907–3911.
・ J. Phys. Chem. C. 2015, 119, 46, 25840-25844.

〇有機半導体材料・デバイス

有機半導体デバイスの性能向上に向けて、 磁場やラジオ波を用いる独自の計測法を開拓し、光電変換・電荷再結合を支配する電荷分離状態(電子正孔対, e-h対)の動力学の解明を目的とした研究を行っています。また、e-h対が起源とされる磁気感受性(コンパス効果)の実験的・理論的実証に取り組んでいます。

研究成果(一部)
・ J. Phys. Chem. C. 2021, 125, 48, 26613-26618.
・ J. Phys. Chem. C. 2020, 124, 37, 19945-19952.

〇量子センシング

窒素原子を混入させたダイヤモンドを用いた量子センシングは、磁場・温度・電場を高感度に計測する技術として注目されています。本研究室では、ダイヤモンドと同様に非磁性核である炭素を骨格にした分子に着目して、新しい量子センシングデバイス材料の創出を目指した研究を行っています。