能登半島地震 現地調査をおこなって②

地域交流

こんにちは、中澤です。
前回(2024.03.18)の「能登半島地震 現地調査をおこなって①」の記事の中で、避難行動への支障や復旧活動の妨げについて、触れさせていただきました。写真は、能登半島地震における倒壊家屋による生活道路の閉塞の様子と液状化により道路上に砂が堆積した様子(1/26時点)です。道路の閉塞は見てもわかる通りで、救急活動も困難になり得ること、火災の延焼にもつながりますので、道路空間の維持は非常に大切です。 液状化については、近くにお住いの方からお話をお伺いすることが出来ました。津波の浸水域であることはわかっていましたが、足元が不安で避難が困難であったそうで、遅延が生じた旨をお聞きしました。なお、実際には、お住いの地域に津波は来ておりませんでした。実際に津波に襲われた地域でもお話をお伺いしましたが、避難路の一部損壊はありましたが、事前避難訓練が功を奏し、早期避難により難を逃れております。 道路インフラの被災は避難行動だけでなく、迅速な復旧活動の障害に繋がり人命にもかかわると痛感します。事前の備えや行動に移すことがいかに重要か考えさせられました。

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倒壊家屋による生活道路の閉塞の様子

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液状化により道路上に砂が堆積している

防災教育センター長 中澤 博志