能登半島地震 現地調査をおこなって

研究活動

皆さん、こんにちは。
年明け早々に、能登半島地震がありました。まずは、能登半島地震による犠牲者に哀悼の意を表します。また、被災された皆様が1日でも早く日常を取り戻せるよう願っております。
私は、この能登半島地震で定期的に現地調査をしております。そのうち、1月26日から28日にかけて、石川県志賀町、富山県氷見市、石川県七尾市および内灘町の方々とお話しし、見てきたことを少しお話ししたいと思います。
個別には長くりますので、液状化に絞りますが、液状化の被害範囲(海岸平野・砂州・埋立)が非常に広い、住宅地の大規模液状化被害で、住宅の沈下、道路の不陸、マンホールなどの浮上による避難行動への支障や復旧活動の妨げになっている、相次ぐ余震により被害が拡大したことが特徴かと思います。特に、住宅は皆さんの関心が高い所かと思います。
液状化が起こると、建屋が壊れずに、傾いて沈下することが多いです。また、容易に修正が難しいことや、住み続けると健康を害してしまいます。
皆さん、ハザードマップなどで自分の住んでいるところを確認してみましょう。ちなみに現在、次回の「まち歩きで学ぶ防災」の企画を検討中です。一緒にまち歩きできると良いですね。

防災教育センター長 中澤 博志