感情神経科学研究室
渡邊言也 准教授
感情とストレスの神経生理基盤の解明
どんなに理性的で客観的に行動しようとも、我々の行動は気づかぬうちに感情に影響されています。感情による色づけは、時に判断を早めたり、学習効果を高めたりしますが、別の時には記憶を歪めたり、能力を低下させることもあるでしょう。本研究室では、人間の行動の背後にある感情やストレスの影響を、脳波計やMRIによる脳機能計測や、眼球運動・心拍・呼吸・唾液成分などの生理計測、さらに計算理論を用いて研究しています。
ストレスレジリエンスに関わる脳と身体のネットワーク（Noriya Watanabe and Masaki Takeda."Neurophysiological Dynamics for Psychological Regilience:A View from the Temporal Axis."Neuroscience Research 175.pp.53-61,Feb.2022より引用）
略歴
2007年 学習院大学文学部心理学科 卒業
2009年 筑波大学人間総合科学研究科感性認知脳科学専攻一貫制博士課程 修士（神経科学）
2010年 日本学術振興会 特別研究員（DC２） 玉川大学
2012年 玉川大学工学研究科脳情報専攻 博士後期課程 修了
2012年 独立行政法人 情報通信研究機構 有期研究員
2014年 日本学術振興会 特別研究員（PD） 名古屋大学
2017年 日本学術振興会 海外特別研究員 米国Rutgers大学
2019年 高知工科大学総合研究所 助教
2023年 静岡理工科大学情報学部情報デザイン学科 准教授