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大学で学ぶ学問は文系・理系で分けられない!大学目線で考える「文理選択」とは?

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大学で学ぶ学問は文系・理系で分けられない!
大学目線で考える「文理選択」とは?





あなたは文系ですか?それとも、理系ですか?
多くの高校生が一度は悩む問題なのではないでしょうか。

国語や英語が得意な人は「文系」、理科や数学が得意な人は「理系」。
そんな風に、「得意/不得意科目」で文系/理系をイメージしていませんか?

しかし、大学で専攻する学問分野には「文系/理系」の考え方は存在しません。

 




文系/理系で分類ができない大学の学問


そもそも、大学とはどんなところなのでしょうか。高校とはどう違うのでしょうか。

大学は教育機関であると同時に研究機関です。そして大学生は3年または4年生以降、自分が所属する学部学科に関連する「学問」についての研究に取り組むことになります。これこそが小中高の教育機関と大学を大きく隔てる特徴です。

この大学で学ぶ「学問」は、属する「科学」のグループで分類されています。
下記の表を見てみましょう。





■自然科学…自然現象を経験的に解き明かす。
■社会科学…人々のコミュニティの作用を解き明かす。
■人文科学…人間の活動を研究する。
■形式科学…人が作り出した記号や概念の体型。他学問に利用する土台となる。

自然科学なら理科系科目、人文科学や社会科学なら社会科系科目や国語、英語科目といった具合に学問ごと関係する科目の「知識」と結びついていることは確かですが、このグループ分けには文系・理系は存在しません。
しかし、学問は「仮説を立てて、その仮説が本当に正しいのかどうかを様々なデータや理論を使って論理的に検証する」科学的思考の積み重ね、組み合わせです。そこには「形式科学」にもとづく「思考方法」が「知識」と同じく必要となってきます。
 
膨大な量のデータを読み解いていくには情報学、統計学、数学的な思考方法が、様々な考えや理論を理解し、考え、伝えるためには言語(国語や英語など)を読み解き、表現する言語学、論理学的思考が必要なのです。
 
各学問分野の関係に注目すると数学や英語、国語は全て学問分野で必要とされ、好き・嫌い、では簡単に解決できない科目ということがおわかりいただけるでしょう。
 
ちなみに「工学」「農学」「医学」「薬学」「デザイン」分野は上記4つの学問分野を更に組み合わせた学問です。当然これらの分野を学ぶ上でも、文理混同のあらゆる科目の知識や考え方が土台となります。
 
 



 
学問と向き合う力は「高校で学ぶ多くの科目が複雑に組み合わさってつくられる」ことがわかってきます。
高校で培った知識や、大学入学後に学ぶ知識や経験で培った土台の上で研究に取り組む。それが「大学での学び」であり、あなたの大学での成長を促していくことになるのです。
 
 
これらのことを前提にすると、今までとは違う「文理選択の考え方」「大学進学に向けた準備」ができるのではないでしょうか。
自分が興味のあることや大学で学びたいことを視野に入れ、文理選択をしてみてください。
 

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