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ロボットをつくる!その目的意識で技術を高めた4年間

2020.01.21
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理工学部 電気電子工学科4年
 知的電子制御システム研究室
 増田 光晟さん(静岡県立浜松工業高等学校卒)
(株)ミツバ 内定

■入学までの私
ラジコンや模型などを製作することが好きな子供でした。小学生の自分にとってラジコンは高価な玩具であったため、これ以外の遊びとして自分で模型の図面を描くことをよくしていました。自分で考え、作ったモノがどのように動くのかを想像することがとても楽しかったイメージがあります。高校選択も、ものづくりに携わりたい一心で工業高校の機械科に進学しました。部活も機械研究部に所属し、エコランカーの製作を中心として学校の設備を利用し本格的にモノづくりの基礎を学びました。高校2年時には、ある映画の影響を受け時速300Kmを目標としたラジコンの製作に挑戦しました。3DCADを利用しモデリング、図面作製までは行いましたが、実現するための部品や材料等の費用が予想以上にかかることがわかり、この時は断念しました。(いつか製作したいという思いは持ち続けています。)

■理工科大での私
高校時代までに身につけた機械工学の技術に加え、回路や制御などの電気・電子系の知識を取得すれば、知識に幅が広がり、レベルの高いモノづくりを行えると考え、大学では電気電子工学科を選びました。
サークルは、ロボット製作を行う学生サークルのMachine Ceator's Factory(略称M.C.F.)に所属しました。子供の頃からロボットコンテストに出場している大学・高等専門学校生の姿をテレビで見て、自分自身も挑戦してみたいと考えていたからです。
M.C.F.は、主に日本全国の大学等が参加を目指す「NHK学生ロボコン」や京都で開催される「キャッチロボバトルコンテスト」へ出場することを目指して活動しています。中でも私は、「キャッチロボバトルコンテスト」に出場するロボットの製作を精力的に行いました。初回挑戦の1年次は、ロボット製作に対する知識経験がない事もあり、コンテストの条件を満たすことで精一杯でした。2年次では、1年間で得た知識経験をロボットに多く取り入れようとした為、期日内ですべての機能を完成出来ず、不完全な状態でコンテストに出場しました。この失敗から学んだことは、モノづくりにおいて知識や技術をインプットし、それらを応用しアウトプットすることがロボット製作ですが、これを行う上で自身の能力を正確に把握し計画を立てることが重要であるということです。この経験から2年次の後期からは常にモノづくりに取り組み、1年間でロボットや回路、機械装置等、大小合わせて10点ほど作りました。3年次のキャッチロボバトルコンテストでは、結果は伴いませんでしたが、これまでの中で最も出来の良いロボットが製作できました。
これらの活動の中で多くの同輩や先輩、後輩と出会うことができました。互いに不足している知識、技術を補い合い、モノづくりにかける熱量をぶつけ合える仲間がいたからこそ充実した4年間が送れたと考えています。
また、静岡理工科大学の大学祭(10月実施)で毎年開催される電気自動車コンテスト(※注)において、自分で設計製作した電気自動車で3連覇したことは私の自慢です。
このような様々な経験が出来た理由として、私は電気電子工学科の所属でしたが、ものづくりに関して機械工学科の鹿内先生を始めとする他学科の先生にも必要な技術について相談できる環境がありました。これは本学の規模が大きすぎず学生と教員、学科と学科の距離が近い結果であると学生ながらに思っています。静岡理工科大学には多くの技術を得られる環境があるので、目的意識を持って大学に進学し、この環境をフルに活かして欲しいです。

■未来の私
多様化するモビリティ市場において、「モーター・制御・機構」の技術で、安全・安心ニーズに応える商品をグローバルに提供している株式会社ミツバに内定をいただきました。これまで培った知識技術を活かし、新しいアイデアを用いた商品設計を行い、世の中に貢献したいと思います。
また、会社有志で参戦しているEVエコランレースの活動に、世界トップレベルのモーター製作、制御の技術を用いてチャレンジしたいと考えています。

※電気自動車コンテスト
静岡理工科大学の大学祭に開催される、学生有志がものづくりを通じて技術交流を行うことを目的に毎年開催されているコンテスト。本コンテストは、電気自動車を自らの手で作製し、決められたコースを「何周走れるか」「より効率よく走れるか」を争うレースである。本学のM.C.F、自動車部、鳥人間を目指す飛行機同好会の学生サークルの他、機械工学科の講義「RV工学創造演習」における実施テーマ「電気自動車の製作」を選択した学生などが参加する。

※学年学科名等は、取材時のものです。



 
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