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試行錯誤を繰り返し、建築士の基礎を固める

2020.02.04
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理工学部 建築学科2年
田中 葵さん(浜松学芸高等学校卒)

■理工科大での私
開設3年目となる建築学科では、仲間と共に日々切磋琢磨しながら頑張っています。2年次の講義では構造力学・環境設備学・建築計画・建築史・CAD・材料実験など、建築に関わる様々な分野を勉強します。その中でも「建築設計」の授業では毎回大きなコンセプトと敷地が与えられて、自分なりの考え方で建物を提案します。課題の提出日まで担当教員と何度もエスキースを重ねたり、案を考え直したり、模型を作り直したりして仕上げていきます。1つの課題に対して、自分なりのコンセプト、キーワードを持ち、形にしていくには悩むことが多いですが、その分達成感が大きいです。
作り上げた模型は夏と春の年2回開催される講評会「バーチカルレビュー」で、外部講師を招いて評価されます。夏のバーチカルレビューでは、「開く家」という課題で、東北大学の小野田泰明先生から賞を頂くことが出来ました。袋井の街や人々に開かれた住宅を発表し、住宅に取り入れた中庭の山の存在を土木と建築の間のような空間が出来ていると評価していただきました。私の中では思いがけないような点を見ていただけて嬉しく、大変貴重な時間でした。様々な視点から講評していただけるためとても勉強になり刺激になり、励みになります。
設計を考えるにあたり敷地調査を通して利用する人の流れ、光の当たり方、風の流れなど建築学科に入らなければ考えることが出来なかったことがたくさんあります。デザインはもちろん、使う人や周辺環境など広い視野を持って設計課題に励んでいきたいと思います。

■未来の私
建築は意匠や構造、材料、環境まで幅広く学ぶことが出来る豊かな学問だと思っています。よりよい建物をつくるためのプロセスや自分の考えを表現するための図面や模型のデザイン力、プレゼンテーション能力を地震や津波などの自然災害に対する防災対策への関心が強いこの土地であるからこそ、より敏感に学んでいきたいです。
将来は大学で学んだ建築の知識を、生まれ育った静岡という土地に還元していけるような存在になりたいです。


※バーチカルレビューの様子
※学年学科名等は、取材時のものです。



 
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