電子工学コース

先端機器を支える情報通信や電子・光デバイスの技術を学ぶ

電気には大きく分けてふたつの作用があります。ひとつはエネルギーを運び、生み出す作用。もうひとつは音や画像といった情報を運ぶ作用です。人類はこのふたつをうまく利用して高度な文明を発達させてきましたが、特に後者の利用は20世紀後半以降、飛躍的に進歩しています。これには電子工学という技術分野が大きく貢献しています。その成果は光通信、携帯電話、パソコンなどとして実現しています。また、今日の家電製品が使いやすく、賢くなっているのも電子工学のおかげです。 本コースの情報通信分野は、電気が情報を運ぶという作用を利用するための基礎技術を学ぶことに主眼をおいた分野です。本分野のカリキュラムは関連する重要な科目に加え、体験や実験を多くすることによって、実用的な技術を習得できるように構成されています。 また、電子・光応用分野で学ぶ技術は、光通信やスマート家電、IoTなどを支える電気電子工学の中で現在最も発展している技術分野のひとつです。光応用分野では新型レーザや発光ダイオードなどの光応用技術などについて学びます。また、電子デバイス分野では各種センサや宇宙用および車載用耐環境LSIの設計・開発技術などについて学びます。これらの基礎および応用について学び、電気製品に必要不可欠な光応用・電子デバイス技術を身につけた技術者育成を目指しています。

【本コースの分野】 情報・通信分野 電子・光応用分野

電子工学コースの授業の様子

ロボット開発で情報技術を活かす【情報・通信分野】

学生が自由な発想で、サッカーやラグビー、迷路脱出ができる自律ロボットを開発するアクティブラーニングを行います。情報・通信分野では現代・次世代のシステム開発で必要とされるハードウェア技術からソフトウェア技術まで幅広く学ぶことができ、また開発を通じ、これらを社会で活かす力を身につけます。

大学での学び【情報・通信分野】

高校の数学・物理を核として、電気・電子の現象を学びます。物、人、環境の状態をセンシングし、社会で生かせるよう解析・数値化し、機器制御・情報発信するためのシステム開発技術を習得します。

学びのキーワード【情報・通信分野】

  • インターネット
  • デジタル信号処理
  • 光無線伝送
  • 電子回路
  • 音響信号処理
  • 医療・福祉機器

プロ仕様のLSI設計環境で学ぶ【電子・光応用分野】

アナログとデジタルのLSI( 大規模集積回路 ) 設計を学びます。使用する設計ツールは最先端の設計現場でも採用されている統合設計環境です。難しい設計手法ですが、グループ内で協力し、教員や学生アシスタントの助けを借りながら手順に従い進めていくことで、集積回路の設計力が身につきます。

大学での学び【電子・光応用分野】

波動や電気・磁気の知識をもとに、様々な半導体デバイスについて学び、それらを組み合わせたり、新しいデバイスを考えたり出来る応用技術を習得します。

学びのキーワード【電子・光応用分野】

  • 半導体
  • センサ
  • 集積回路
  • LSI
  • 太陽電池
  • LED
  • レーザ

電子工学コースの段階的な学び

【情報・通信分野】 1.センサや信号処理の基礎を学ぶ

センサ、信号処理回路、制御の基礎 となる電気・電子回路、電磁気学、基礎半導体工学と、情報通信 に不可欠なプログラミングや信号分析に関する技術を併せて習得します。

【情報・通信分野】 2.情報・通信システム開発の技術を習得

センサ、信号処理回路、マイクロプロセッサ、機器制御、情報伝送・集積、データ解析を含む、情報・通信システムの開発に必要な要素技術を習得します。

【情報・通信分野】 3.社会課題を解決するIoTシステムの開発を学ぶ

段階2までの要素技術に加え人工知 能をはじめとした、より高度な信号 処理技術を融合したIoTシステムの 開発手法を学び、社会の課題解決力 を習得します。

【電子・光応用分野】 1.センサや集積回路の基礎を学ぶ

センサ工学、集積回路工学などを学ぶための基礎となる電気・電子回路を習得します。

【電子・光応用分野】 2.電子・光デバイスの原理を学ぶ

半導体デバイス、光エレクトロニクス、センサ工学、集積回路工学などを学ぶことにより、電子デバイスや光デバイスの原理と技術を習得します。

【電子・光応用分野】 3.材料から製造まで深い知識と技術を習得

電気電子材料、材料電気化学など、電子デバイスや光デバイスについて、材料から製造までを含む、より深い知識と技術を習得します。

電子工学コース 研究室

生体情報計測研究室

本井 幸介 准教授

先進生体計測による次世代型医療・福祉支援システムの開発
【情報・通信分野】

音響研究室

武岡 成人 准教授

超多チャンネル信号処理を用いた3次元音場の記述と伝送
【情報・通信分野】

センサ工学研究室

村上 裕二 教授

マイクロ流体デバイスとヘルスケアセンサの開発
【電子・光応用分野】

化合物半導体研究室

小澤 哲夫 教授

ナノロッド作成技術の開発と太陽電池、量子コンピュータ材料への展開
【電子・光応用分野】

機能性薄膜研究室

土肥 稔 教授

色々な機能を持った膜の作製と評価
【電子・光応用分野】