研究室紹介
1. 研究内容
構造物性事始
ダイヤモンドの構造モデル 使用プログラム“VESTA”
構造モデル:その1(黒い球が炭素原子、灰色の棒が結合、黄色の枠は単位格子)
構造モデル:その2(単位格子を縦横上下にほぼ3格子広げて描いた)
構造モデル:その3(主軸方向からみた構造モデル、右方向[1 0 0]:赤色a軸、上方向[0 1 0]:緑色b軸、手前方向[0 0 1]:青色c軸)
構造モデル:その4([1 1 0]軸方向からみた構造モデル、斜め下奥方向[1 0 0]:赤色a軸、斜め上奥方向[0 1 0]:緑色b軸、右方向[0 0 1]:青色c軸)
構造モデル:その5([1 1 1]軸方向からみた構造モデル、右斜め下手前方向[1 0 0]:赤色a軸、右斜め上手前方向[0 1 0]:緑色b軸、左斜め手前方向[0 0 1]:青色c軸)
グラファイトの構造モデル 使用プログラム“VESTA”
構造モデル:その1(黒い球が炭素原子、灰色の棒が結合、黄色の枠は単位格子、グラフェンシート2枚)
構造モデル:その2(単位格子をa軸とb軸方向にそれぞれ5つ、c軸方向に2つ分描いた)
構造モデル:その3([0 0 1]軸方向からみた構造モデル、右方向[1 0 0]:赤色a軸、左斜め上方向[0 1 0]:緑色b軸、手前方向[0 0 1]:青色c軸)
構造モデル:その4([1 0 0軸方向からみた構造モデル、手前方向[1 0 0]:赤色a軸、右斜め奥向[0 1 0]:緑色b軸、上方向[0 0 1]:青色c軸、シート間はワンデルワールス力による結合、シート内の原子は共有結合)
2. 最近の研究例
最近、放射光実験施設を使って行った、LiTaO3結晶の室温構造解析。
下図の左側はLi原子を水色の球、Ta原子を黒色の球、O原子を赤色の球で表し、原子間結合を灰色の棒で示した構造モデルです。右は、結晶中の等電子密で面を黄色でなぞった構造図です。Ta原子とO原子間に、結合の電子が存在していることより、Ta原子とO原子は共有結合をしていると考えられます。一方、Li原子は、孤立していることより、イオン結合をしていると考えられました。原子まわりの電子数を数えると、確かにLiはプラス1価のイオンであり、TaO4四面体はマイナス1価のイオンと解釈できることがわかりました。
LiTaO3結晶の室温構造解析で使用した実験装置写真
3. 研究室紹介
単結晶四軸X線回折装置(MXC:オンセンター型)
単結晶四軸X線回折装置(MXCH:オフセンター型)