研究室紹介
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研究室プロフィール
応用微生物学研究室は、静岡理工科大学理工学部物質生命科学科に、、2011年4月、齋藤によって開設されました。
「基礎から応用へ、現場から科学へ」をモットーに、モデル微生物を材料とした分子レベルでの基礎研究から、農耕地土壌自体を対象とした応用研究まで、幅広い研究を展開しています。
バイオマスの有効利用はもとより、再生可能エネルギーの生産や環境の保全など、持続可能社会の構築に必要な様々な技術の開発に“微生物”が関わっています。微生物の能力を活用し、明るい未来を築きあげましょう
研究テーマ
- 農耕地土壌での多糖の分解過程の研究
- 放線菌によるキチン・キトサン認識と分解の研究
- ナタマメ根粒菌の研究
- 放線菌の糖質輸送系の研究
研究クローズアップ
有名無名な微生物の能力の仕組みを解き明かし、微生物利用技術の開発基盤を築く
微生物はどのように多糖を認識して分解するのか?
カニ殻やカビの細胞壁に含まれるキチンはバイオマス多糖の一種で、長い鎖状の構造をしています。その分解物であるキチンオリゴ糖(短い鎖状構造をしている)は、免疫賦活作用や整腸作用があると報じられていますが、製造方法が複雑で高価です。本研究室では、微生物によるキチンの認識と分解の仕組みを分子レベルで解明することで、キチンオリゴ糖の製造原料となるキチン2糖の効率的な生産技術の開発基盤となるアイデアと研究成果を得てきました。キチンオリゴ糖が量産される日も近いかもしれません。
(画像)放線菌のキチン分解の様子
メンバー
学年 | 氏名 | 研究テーマなど |
---|---|---|
M2 | 佐々木 美波 牧野 夏実 |
溶菌酵素の解析と利用 アミノ酸関連酵素の解析 |
M1 | 鈴木 琉太 | キチン分解細菌と非分解細菌の相互作用 |
B4 |
鈴木 明樹 |
水田土壌のメタン生成とメタン消費 |
〇過去の卒業研究生
期 | 年度 | 氏名 |
---|---|---|
0 | 2010 | 太箸勇 |
Ⅰ | 2011 | 杉山裕多、鈴木航大、廣瀬智子、他2名 |
Ⅱ | 2012 | 小野 敬祐、小野田 知洋、増田航、水谷 優希、村松 新太、山本 広也 |
Ⅲ | 2013 | 岩堀 昂平、小野 翔太、鈴木 元也、鈴木 翼、長谷川 雄 |
Ⅳ | 2014 | 青木柚紗、井浪かおり、木村友亮、粂田佑太、戸松稔、畠中雄介、藤田大貴 |
Ⅴ | 2015 | 大口 知寿、大塚 恵巳、榑松 愛理、忠内 良介、玉田 真子、彦坂 篤志、森 貴彦 |
Ⅵ | 2016 | 岩崎由夏里、上島知貴、澤井大哉、鈴木満理奈、中川雄吾、本間大智 |
Ⅶ | 2017 | 市野竜也、大久保佑希、中谷皆穂、本多克成、矢部紘佑 |
Ⅷ | 2018 | 太田皓洋、笠井康平、下位祐輔、髙木研治、田中達 |
Ⅸ | 2019 | 飯山 愛理、宇佐美 尚也、坂間 椋介、佐々木 望、長谷川 夕記 |
Ⅹ | 2020 | 萩田 宙夢、早川 陸 |
Ⅺ | 2021 | 荻島 晴紀、窪田 圭佑、関島 玄太、曽根 聡、中村 美輝 |
Ⅻ | 2022 | 佐々木 美波、平野 悠翔、牧野 夏実、山野 淳稔 |
XIII | 2023 | 鎌田 まりも、近藤 瑠音、鈴木 聖奈、鈴木 琉太 |
〇修士課程修了者
修了年度 | 氏名 |
---|---|
2014 | 増田 航 |
2018 | 岩崎 由夏里、本間 大智 |
2021 | 飯山 愛理、坂間 椋介 |
2023 | 窪田 圭佑、中村 美輝 |
卒業生・修了生の就職先
(過去6年分)(五十音順)(各社のホームページにリンクしてあります)
秋本食品株式会社、アドバンテック(株)、エイワイファーマ(株)、静岡県公立学校(高等学校教員)、清水食品株式会社、JA遠州中央、信州ミルクランド株式会社、(株)スタッフサービス・エンジニアリング、星稜高等学校(教員)、株式会社タウンズ、株式会社土井酒造場、東海物産株式会社、株式会社東京めいらく、株式会社トライグループ、一般財団法人日本食品検査、株式会社バロー、株式会社ビッグ富士、フクデ化学工業株式会社、マックスバリュ東海株式会社、理科研株式会社、矢崎化工株式会社