土木工学科講義「地球災害プロジェクト」で災害図上訓練を実施しました

研究活動
皆さん,DIGはご存知でしょうか?
Disaster Imagination Gameの略称で,災害図上訓練のことです.
一般にイメージする避難訓練ではありませんが,大判の地図上で,どのような災害リスクがあり,防災施設はどこにあり,発災時に出来ることは何か?などを,グループで想像しながらディスカッションを行う,所謂イメトレと思ってください.DIGは,本来,掘るという意味ですが,ここでのDIGは「防災意識を掘り起こす」という街の探求や防災力を高めるための意味が込められています.
前置きが長くなりましたが,DIGに関する話題提供です.令和5年12月7日(木),土木工学科1年生を対象に「地球災害プロジェクト」という講義が開講されており,静岡県西部地域局危機管理課のご協力を得てDIGが行なわれました.工学的な視点で防災に関する専門性を高めていくための入り口として実施されており,各種ハザードマップを駆使し,起こり得る災害を地図上に図示し,また,避難所や防災施設の位置と照らし合わせながらイメージを膨らませていきます.
今世紀は大災害時代と言われています.今後,避難行動を助けるまちの整備など,次世代を担う技術者が育っていくことを願っています.最後になりましたが,静岡県西部地域局危機管理課の皆様,お忙しいところ,ファシリテータを務めていただきありがとうございました.